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エレファント・マンのmkのレビュー・感想・評価

エレファント・マン(1980年製作の映画)
3.8
医師の行いは偽善ではないと思う。主人公が「これでも僕は人間なんだ!」と叫べるようになったのだから。でもすごく難しい問題。実際、この映画に対する感動も偽善かも…とか思ってしまうし。

もし自分が主人公のような外見をした人を目の当たりにした時、どんな反応をするのか想像した。映画を観てる時は、主人公の外見を見て騒いだり虐めたりしてる人たちに対して、なんでそんな平気で酷いことができるのかと当たり前に嫌悪感を抱く。けれど、この映画関係なしに、もし目の前に見世物小屋があったら、自分はどうするだろう。社会勉強だとかいいように自分に言い聞かせて、入場してしまう気がする。結局、この映画で描かれている野次馬と同類かもしれない。
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