メリックの半生を描いた作品。
壮絶な人生だっただろうなと思わせる。
また、環境が変わることでメリックの心が優しくなり意思が芽生えてくる。
【僕は人間だ!】
皆に訴える姿は心に残る。
珍しいものでは無い。自分は自分なんだと。
心残りだったのは、メリックがトリーヴスに何度も【僕の友よ】と伝えていたのに、それにあまり反応しなかったのは何故なのだろう。
自分も見世物の奴と同じ事をしてしまったと反省と後悔をしていたからなのか?
それとも、なんとも思ってないから?
皆と同じようにベッドで眠りたいと話していたメリックが、最後ベッドに横たわり眠るシーンは切なくなった。
普通という基準はないけれど、メリックも人間らしく生きたいよなって思った。
人間みな平等だし以下でもそれ以上の扱いはしてはいけない。そう教えてくれる作品。
ただし、悪人や意地悪な奴は別。