Kohtaro

エレファント・マンのKohtaroのレビュー・感想・評価

エレファント・マン(1980年製作の映画)
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身体障害者が多く出演するホドロフスキー映画のようなカルトさと、美しき心を持つ変わり者の悲劇といったティム・バートン映画のようなファンタジー感を併せ持つ素敵な作品でした。

カラーではなく白黒にしたことはものすごく成功している気がします。エレファント・マンの役者のメイクを隠しリアリティを増やすという点でも、そして作中の時代背景に映画の雰囲気を合致させるという点でも。

このような内容の映画は恋愛要素が絡むケースが多いのですが、この映画は恋愛要素があまりないのが素敵だと思えました。強いて言うならエレファント・マンとオペラ歌手ですが2人の関係に恋愛要素はないと思います。その考察はネタバレを含むのでコメントに付けます。歴史的事実として彼に関する恋愛話がなかっただけなのもあるとは思いますが。


この話がノンフィクションであるのはすごいなと。知らなかった話だっただけに勉強になりました。
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