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エレファント・マンのmarucoのレビュー・感想・評価

エレファント・マン(1980年製作の映画)
5.0
エレファント・マン観ました。
アンソニー・ホプキンスの若々しさ、
素敵でした。
彼は外科医トリーヴズに扮します。
このトリーヴズは
医師としての自尊心と
人としての真の清廉な思いとは、
これらのはざまで苦悩します。

そして、
このエレファント・マンと称される
青年がジョン・メリックと言います。

この哀しみのメリックを
極悪非道の雇い主が(名前知らん、)
メリックの特異の容姿を、
怪物バケモノと利用し見世物小屋で
全身晒しものにし日銭を稼ぎます。
メリックを拷問と屈辱汚辱の日々で
飼い慣らします。悪い奴です。
marucoなんかはこいつに、
殺意持ちましたから。

これら誠実な外科医師トリーヴズと、

申し遅れましたが、
3人の素敵過ぎる女性との
奇跡的な出逢いにより、
メリックの決して誰もが
知り得なかった
本来持つ素晴らしい聡明さ、
人としての誇り、優しさ、品位を
このまま
取り戻して生きることが
できるのでしょうか?
惨たらしい、
苛酷な運命から
解放されるのでしょうか?
幸せになれるのでしょうか?

本当に哀しく辛い作品でした。

でもその、
喜びと絶望の先に見えたものは、

メリックの人間としての生きざまを
彼自身がメリックが、
静謐に物語ってくれます。
魅せてくれます。
marucoには、
これは生涯残る作品と感じました。
モノクロ作品の真髄を観ました。

蛇足
若きアンソニー・ホプキンスと
先日観たばかりの、
サイモン・ペックがあまりにも
顔が似ていたので衝撃でした。
若干、
アンソニー・ホプキンスのほうが
渋いかな。

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