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注文の多い料理店のspe1111のネタバレレビュー・内容・結末

注文の多い料理店(1993年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

銀河鉄道の夜を観た勢いで観た。古紙にラフを描いたようなタッチで淡々と話がすすんでいき、キャラの台詞はなく、効果音のみで話は進む。まあ話自体が短いから映画自体も短いんだけど、この映画観るなら青空文庫で原作読んだ方がいいし、国語の教科書でも読んだ方がいい。決定的に欠けているのは2人の紳士が犬を値段に例えるゲスさと、明らかに注文が多すぎて、変な注文ばかりでおかしいのにどこまでもポジティブな台詞を交わしながらに館を進んでいく様子が欠けていて、物語の大半の面白さがなくなっている。というか、この映画だけじゃなんの話がわからん。クリーム塗ったり塩塗ったりという表現も劇中にあったが、これじゃあ何塗ってるかわからん。しかもなんか映画では銃を発砲しちゃってるしね。欲をかいた人間の盲目さや欲をかいた結果どうなるかが分かりやすく伝わるいい話でもあるのに、表現手法を間違えた映画と思わざるを得なかった。
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