2020/08/21
2020年78本目(再鑑賞)
監督 ピアーズ・ハガード
イモジェン・スタッブス
ジェームズ・ウィルビー
【少女には永遠の夏、若者には一瞬の夏だった・・】
レビュー600本目の記念に、大好きな映画を見ました。
1900年代初頭のイギリス、旅の途中で田舎の農村に逗留した都会の青年と村の美しき少女との儚い恋を描く恋愛映画。
初めて見た時からとても好きな作品で、VHSを持っていて何度も見ていた、ずっとDVDを探し続けていたがどこにもなく、ネットでは結構な高値がついていて諦めかけていた。
が、先日部屋を片付けていたら、なんとVHSを発見!(捨てずに取っといた自分を褒めてあげたい)
慌てて約20年ぶりに古いVHSビデオデッキを引っ張り出して(これまた壊れていないのが感動!)念願の鑑賞ができました。
久しぶりに見ても、やはり良かった。
美しき田園風景、生き急ぐかのように一瞬で恋に落ちる若き二人、身分違いの恋、訪れる運命の時、やがて明かされる悲しい事実、そのラストは涙なしでは見られない。
物語自体も素晴らしいが、なんといっても少女役を演じたイモジェン・スタッブスの可憐な美しさに、若かったあの頃に心を奪われた事を思いだした、今見返してもやはり素敵です。
ジョルジュ・ドルリューによる美しい音楽がまた素晴らしく、ラストシーンを更に感動的にしている。
素晴らしかった!
夏が来る度に見たい一本、やはりこれからもDVDを探し続けたい。
埋もれている作品かもしれませんが、自分の中では紛れもない名作、オススメです。
"無垢なる青春、取り戻せない過ち"