イギリスのクライム・スリラー映画。
2008年公開。
ジェイソン・ステイサム主演。
サスペンスの名手、ロジャー・ドナルドソン監督作品です。
実際の銀行強盗事件を下敷きに描かれてます。
映画の元になったベイカーストリート強盗事件は、表向きには報道されず、事件から35年を経て、ジャーナリストによって明らかにされたという触れ込み。
ケイパーものの体で、1971年当時の時代の混沌やイギリス社会の裏側まで炙り出されてました。
なお、ジェイソン・ステイサムは、今作ではアクションに頼ってません。
もっぱら心理戦、頭脳戦が展開します。
1971年、ロンドンが舞台。
中古車ディーラーのテリー(ジェイソン・ステイサム)は、かつての恋人マルティーヌ(サフロン・バロウズ)から、リスクの低い仕事を持ちかけられる。
それは、とある銀行の貸金庫を狙うシンプルな計画のようにみえた。
金に困っていたテリーは、その話にのることにした。
トラブルの連続ながら、計画はとんとん拍子で進行。
テリーたち素人強盗団は、なんとか大金を手にできた。
しかし、盗んだもののなかには、謎の写真も含まれていた。
それは、英国王室を揺るがすようなマーガレット王女のスキャンダルの証拠を示すものだった。
テリーたちは、MI5、警察、犯罪組織などに追われ、三つ巴四つ巴の大騒動に巻き込まれていく…