EVO

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐のEVOのレビュー・感想・評価

3.8
既存のスターウォーズ作品最後ということで、
本作エピソード3の感想とシリーズ自体の感想を滅茶苦茶長くなりますがつらつらと書きたいと思います。


○本作の感想

 最初に言うと、総合的にプリクエル(さっき覚えた単語)の中では一番楽しめた。ただ不満点がある。
 
 まず良いところは映像技術の向上によりパワーアップした戦闘シーン。
もうこれが一番の醍醐味ですよね、後に書く不満点なんてイチャモンレベルなんで飛ばし読みで良いです。

冒頭の宇宙空間での闘いでは綺麗な宇宙空間でスピードある戦闘が繰り返され、臨場感が伝わる迫力。
また今作では地上戦、ライトセーバーによる殺陣が今までで一番多い。
強者同士の闘いが続き、どれもベストバウト級の手に汗握るシーンだった。
以上戦闘は本当に素晴らしかった。
全てYouTubeで各シーン見直した。本当は良くないけど。
一個ずつ感想書きたいですが興奮を抑えます。


 しかしドラマ部分はどうだろうか。あえて不評を長く書きます。
上述したように幾らアクションシーンがカッコ良くても、物語部分では引っかかる。
プリクエルで大事な物語の核、
それは「なぜアナキンはダースベイダーとなったのか」。
しかしこの部分の納得がいかない。

 終始アナキンがあまり葛藤していないように映り感情移入が全くできない。

 特にアナキンがダークサイドに堕ちた決定的な理由のシーンが腑に落ちない。
ウインドゥを殺害した後、あっさりとパルパティーンに従うアナキン。
って寝返るの早すぎないか!?
やっぱりアナキンは情緒不安定な子だ。

 確かにアナキンがダークサイドに堕ちる過程は三部作を通して丁寧に描いていた。
だが肝心のこの件での心の葛藤をもっと描いて欲しかった。
膝をつけパルパティーンを『マスター』呼びするには余りにも早い。いきなりジェダイを滅ぼそうとするのも論理の飛躍と感じる(確かにジェダイ体制の不満は募っていたが)。
それだけに「アナキンはわざと皇帝に従う振りをしてこのあと襲いかかろうとするのか?」と勘ぐってしまった。

 そもそもパドメを守るにはシスの力を手にいれるしかないという、この信憑性ない話を鵜呑みにしている時点で納得いかない。
現代にアナキンがいたらありとあらゆる詐欺の被害に遭いそうだ。


 と腑に落ちないままにラストバトルへ。ただね、こう不満募らせながらもこの闘い単体として良かった。
まず火山の下というシチュエーションが最高。
アナキンと対称的に株が爆上がりしたオビ=ワン。
オビ=ワンが好きすぎてアナキンには元に戻ってほしいと願うばかりだった。
最後の心の叫びも悲観さが増す名シーンだ。

 でもやっぱり最後の最後も不満あり。アミダラが死んだと知って怒りの矛先をどこに向けたんだ?自身か、騙した皇帝に向けるべきでは?と。

 
 プリクエルはオリジナル三部作が大前提にあった部分、その繋がりが多くの面白さを生んでいた。
ただ一方つじつま合わせとしての無理矢理さがあったのも事実だ。

悪く出てしまった点は上述したアナキンが堕ちた理由の微妙さや、ヨーダのシス対決時の引き際の良さ(もっと闘えたのでは)、ジェダイたちの死のあっさりさ等。

もちろんこの点で好きなシーンも多くあった。
特にEP4がC3POのセリフから始まり、EP3で彼のセリフで終わるという物。
物語として非常に綺麗だ。


プリクエル自体はオリジナルの補足でしかないような気がして
あまり評判が良くないのも一部納得してしまうかも知れない。
しかしそんな不満を述べながらも多くのファンは新三部作も結局は愛しているというのが非常に面白い。


まとめとして言いたいのは、本作も一番最初に述べたように、かなり楽しめた。
細かいこと気にすると同時に、たくさんの熱いシーンがその不満を相殺していた。
なんだかんだアナキンがマスクを装着する時も高揚感があった。


ここまで駄文重ねて不評しといて何だお前となるでしょう。すみません。
ということでこのようにスコアは高い。


○スターウォーズというシリーズの感想
 率直にハマった。
記憶がある一部しか覚えてなかっただけで、実はEP1,2は子供時代に一度観ていたようだ。
元々映画やアニメのアクションシーンに影響受けやすいガキだったので、例外なくライトセーバーとフォースを真似て遊んでいた。
シリーズ通して鑑賞した今、その頃のワクワク感が"覚醒"したのか、自分の中で凄い熱量を持っている。
店に並ぶグッズが気になる。一番くじは引いた。
そしてPS4のゲーム『バトルフロント』、買ってしまった(笑)

ただ新作公開に合わせた便乗鑑賞ということで、作品を長きに愛してる皆さんの前では正直恥ずかしい限りです。
Filmarksでの皆さんの感想や思い、また他多数のメディアを通してこのシリーズがあらゆる世代に多いに愛されていることを実感。
世界中が熱狂している中で、なんとか混ざりたい一心。

オリジナル三作をもう一度観て、ゲームを堪能し、絶対に劇場に行きます。