スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐の作品情報・感想・評価・動画配信

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐2005年製作の映画)

Star Wars: Episode III - Revenge of the Sith

上映日:2005年07月09日

製作国:

上映時間:141分

4.0

あらすじ

「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」に投稿された感想・評価

Noppy

Noppyの感想・評価

4.9
スターウォーズが大好きで、いよいよこの映画で終わるのか(当時)という寂しさや期待感、楽しみ、色んな感情とともに挑んだ映画。もうね、素晴らしかった。こんなありきたりな言葉ではとても表現出来ない。エンドロールが流れた時の気持ちは脱力感と言うか、終わってしまった喪失感と言うか、席からしばらく立てなかった。なぜ、アナキンがダースベイダーとなってしまったのか、痛いほど分かったし、6でダースベイダーになって初めて素顔を出したアナキンと繋がって涙が止まらなかった。今までのあんなシーンやこんなシーンが走馬灯のようによみがえってしばらく消化出来なかった。私個人としては素晴らしい終わり方だと思っている。リアルタイムで観れた事に感謝。スターウォーズ最高!
無

無の感想・評価

3.8
2020.7
Lina

Linaの感想・評価

3.9
心苦しくなる終わり方だけど、エピソード1からまた見たくなる笑
後半20分くらいが面白すぎた
これが噂のダークサイド!!
たんも

たんもの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

不信のとき 〜スター・ウォーズ〜


< Previously on "STAR WARS" >
クワイ=ガン・ジン、オビ=ワン・ケノービ、そして惑星ナブーの女王パドメ・アミダラの三人が出会った惑星タトゥイーンの少年アナキン・スカイウォーカーは、その才能を見込まれジェダイの訓練を始める。
アナキンは若さ故に自分の才能を過信して傲慢になり、師であるオビ=ワンの言うことに聞く耳を持たなかった。
彼は任務で女王を退き元老院議員となったパドメと運命の再会を果たす。
出会った時から彼はパドメに特別な感情を抱いており、二人は恋に落ちる。
お互いの破滅に繋がるからと一度は思い留まる二人。
しかし今度は母親が亡くなり、怒りや喪失感に苛まれるアナキン。それを支えるパドメ。
その後二人は消息を絶ったオビ=ワンを救出するために訪れた惑星ジオノーシスで、裏切り者のドゥークー伯爵に捕らえられ、オビ=ワンと共に処刑されることになってしまう。
眼前に突如として現れた「死」という不条理が、二人の愛を蘇らせる。

- 心から、あなたを愛しています。死ぬ前ににあなたに知っておいて欲しかった。

銀河共和国のシーブ・パルパティーン最高議長はクローン兵を組織し、ドゥークー伯爵率いる分離主義勢力(独立星系連合)と戦い、遂に「クローン大戦」が勃発する。
しかしこの戦争には裏で糸を引いている人物がいた。
それがパルパティーン。彼の正体はダース・シディアス。シスの暗黒卿である。
彼は共和国、分離主義勢力、ジェダイ、その全てを騙して暗躍し、この戦争を裏で支配していたのである。
全ては、ジェダイへの復讐という「大いなる計画」のために。

今、戦争と二人の愛が、銀河の明暗を分けようとしていた…。


クローン大戦の勃発から3年。
分離主義勢力のグリーヴァス将軍が惑星コルサントに侵攻しパルパティーン最高議長を誘拐します。
その救出のためにアナキンとオビ=ワンの二人がグリーヴァスのスターシップに侵入するところから物語は始まります。

・ドゥークー伯爵の死
アナキンとオビ=ワンはスターシップで分離主義勢力のリーダー、裏切り者の元ジェダイ「ドゥークー伯爵(ダース・ティラナス)」と再び対決します。
エピソード2ではボロ負けでしたが、戦争を経てジェダイとして大きく成長した二人は彼に善戦します。
しかしそうは言ってもドゥークーは強く、オビ=ワンが彼のテレキネシス攻撃によって気を失ってしまいます。

- 恐れを抱いているな、スカイウォーカー。怒りも憎しみも。だが利用していない。

煽られたアナキンはドゥークーを本気で殺しに掛かり、両手を斬り落とし見事勝利します。
アナキンの両手には青いライトセーバーとドゥークーの赤いライトセーバーが握られています。

- いいぞアナキン。よくやった。
- 殺せ。

パルパティーンにそう言われて「できません。」と答えるアナキンでしたが、「やるのだ。(Do it!)」と凄まれ、やがてドゥークーの首を跳ねて殺害してしまいます。

ドゥークー伯爵はアナキンが暗黒面に堕ちるまでの「繋ぎ」でしかなかったのです。
彼がドゥークーという名の試練を乗り越えた段階で、もう必要がなくなったということですね。

- よくやった。生かしておいては危険な男だ。
- 殺すべきではなかった。ジェダイの掟に反します。彼は丸腰でした。ジェダイは丸腰の敵は殺さない。
- 彼は君の腕を斬り、君はその復讐を果たした。これが初めてではあるまい。タスケンを殺した時のことを思い出すがいい。

パルパティーンがアナキンの母親の死とタスケンを惨殺したことを知っていることから、アナキンとパルパティーンの信頼関係が如何に強かったかが分かると思います。

・予知夢
コルサントに戻ったアナキンはパドメと再会し、パドメから子供を身篭ったと告げられます。

ー それは素晴らしいことだ。
- 今は何も心配はいらない。ただ喜べばいい。最高に幸せな時だ。

子供が生まれたら故郷のナブー戻って暮らしたいと話すパドメ。幸せを噛み締めるアナキン。
でも幸せはそう長くは続きませんでした。
アナキンは以前母親の夢を見たのと同じように、今度はパドメが子供を出産中に死ぬという予知夢を見てしまい、思い悩みます。

- この夢を現実になんてさせるもんか。
- オビ=ワンは力になってくれるかしら?
- 助けなんていらない。僕らの子は幸せを呼ぶんだ。

ここから先、アナキンを取り巻く環境はどんどん悪くなっていきます。

アナキンは「知人」が死ぬ夢を見たとヨーダに相談しますが、喪失への恐れはフォースの暗黒面に通じる。死は人の定め。失うことを恐れてはいけない。自分自身を鍛えるのだと諭されてしまいます。

実に的外れな回答です。
アナキンのいかりのボルテージが上がっていく!

・不信のとき
そんな中、アナキンはパルパティーンから名指しで議長室に来るように言われ、「ジェダイ評議会に君をマスターにと推薦した。」という話をされます。
その推薦を受けて、評議会のメイス・ウィンドゥはアナキンを「評議員とはしよう。しかしマスターの称号は与えない。」という決定を下します。
それに対してアナキンは怒りを露わにします。

- 評議員のメンバーなのに、マスターでないなんて!

オビ=ワンはアナキンを諫め、評議会はアナキンがパルパティーンと親しくしていることを快く思っておらず、通常であれば評議会は元老院の決定に従うが、権力が集中する議長の息が掛かったアナキンがマスターになることで、評議会にイチイチ口を出されては困るという判断だったと説明します。
そして彼は、評議会が二人の親密な関係を逆手に取ってパルパティーンの動向を知りたがっているとアナキンに話します。

- 議長をスパイしろと言うんですか? 背信行為です。
- 議長は悪い人ではありませんよ。ここに来た時からずっと僕を見守り、気遣って下さっています。
- いいか、アナキン。我々が忠誠を尽くすべき相手は元老院で、任期が過ぎても居座っている最高議長ではない。
- 元老院が任期の延長を求めたんです。
- ああ。だが今のこの状況下では不適切だ。
- あなたの言っていることはジェダイの掟に反します。それは共和国も、友情にも、それこそ不適切なんじゃないんですか。あなたらしくもない。
- 評議会の意向だ。

メイスやヨーダはアナキンのことを信用していませんでした。
信用していない割にアナキンを利用するという鬼畜の所業をやってくれます。まさに「ゲスの極み」。
オビ=ワンは信用してくれていたんですけどね…。
アナキンのいかりのボルテージが上がっていく!

精神的に参ってきたアナキンはパドメに癒しを求めます。
しかし彼女もまた、この戦争に意味はあったのか。私たちが自身が共和国を危険に晒してしまっているのではないかと不信感を抱いていました。
パルパティーンと親しいアナキンに、彼に戦いをやめて外交努力を再開するように伝えて欲しいと言われて、アナキンはパドメに辛く当たってしまいます。

- やりたきゃ自分でやれよ! 評議会で動議を出して通るかどうか試してみろ!
- どうしたの?
- 別に。
- 隠さないで。あなたの力になりたいの。

・善悪の彼岸
その後、アナキンはまたしてもパルパティーンに呼ばれ、オペラハウスを訪れます。この作品で一番重要なシーンです。
ここでパルパティーンは、ジェダイに対して不信感を抱いているとアナキンに話し、アナキンが考える善悪の価値観を揺さぶってきます。

- ジェダイ評議会は共和国の支配を目論んでいる。私を裏切る気だ。君も分かっているだろう?
- 彼らはあなたを信用していません。
- 元老院も、共和国も、民主主義すらも信じていない。
- 僕としても、彼らへの信頼が揺らいでいます。
- 何故? 後ろめたい任務でも与えられたか? 私をスパイしろと言われたな?

パルパティーンには全てお見通しでした。
彼の揺さぶり攻撃はまだまだ続きます。

- 力を得た者はそれを失うことを恐れる。ジェダイも同じだ。
- ジェダイは力を正しいことに使います。
- 何が正しいかは考え方次第だ、アナキン。シスとジェダイはあらゆる点で似通っている。より大きな力を求めるということもな。
- シスは力だけを追い求めます。彼らは自分のことしか考えていません。
- ジェダイは違うと?
- ジェダイは無欲です。我々は他者のことを第一に考えます。

パルパティーンの善悪問答を何とか躱すアナキンですが、パルパティーンはとっておきの隠し玉を投入します。

- アナキン、君は「賢人ダース・プレイガスの悲劇」という伝説を聞いたことがあるかね?
- いいえ。
- そうだろうな。ジェダイが教える訳がない。シスの伝説だ。ダース・プレイガスはシスの暗黒卿だった。彼はフォースを使ってミディ=クロリアンに影響を与え、命を創造した。フォースの暗黒面を知り尽くしていた彼は、愛する者を死の淵から蘇らせることも可能だった。
- 本当に人を、死から救えたんですか?

はい。食い付きました。

- フォースの暗黒面は誰もが到底不可能と思えるような数多の能力に通じている。
- 彼はどうなったのですか?
- 彼はとても強くなった。恐れるのはその力を失うことだけだった。が、結局そうなってしまった。不幸なことに、彼は持てる全ての知識を弟子に与えていた。そしてその弟子が彼の寝込みを襲い殺害した。皮肉よな。他人のことは救えても自分のことは救えなかった。

- その力は学べるのですか?
- ジェダイからは無理だ。

・不安のとき
さあ、どうでしょうか。
こんな状態ですが、オビ=ワンがグリーヴァス討伐のためコルサントを離れることになり、アナキンがオビ=ワンを見送りに行きます。

- マスター、僕はあなたを失望させてばかりでした。あなたの教えに聞く耳を持たず、僕は傲慢でした。申し訳ありません。
- お前は強くて賢いよ、アナキン。お前は私の誇りだ。子供の時からお前を鍛えてきた。私の全てを授けたよ。お前は私が思っていたよりも遥かに偉大なジェダイとなった。だが我慢も覚えろ。評議会がお前をジェダイ・マスターと認める日もそう遠くない。

- オビ=ワン、フォースと共にあれ。
-さらばだ、友よ。フォースと共にあれ。

これがアナキンとオビ=ワンが友として交わした、最後の会話となります。

パドメのアパートで、アナキンはオビ=ワンがパドメの出産に立ち会っている未来を視て、徐々に猜疑心や嫉妬心を煽られていきます。

- オビ=ワンがここに?
- 今朝寄ってくれた。
- あなたを心配していたわ。苛立ちが募っているって。
- 不安なんだ。
- 僕はマスターたちから信用されていない。
- 何か悪いことが起ころうとしている。でも僕にはそれを止める力が無い。力が欲しい。でも許されない。
- 自分に多くを求め過ぎているのよ。
- 君を救う方法を見つけたんだ。
- 君を失いたくない。
- 出産で死んだりしない。約束する。
- いや、僕こそ約束する。

何度も言いますが、オビ=ワンは信用してくれていたんですけどね…。

・シスの誘惑
オビ=ワンが惑星ウータパウでグリーヴァス将軍と交戦を始めたとの連絡がジェダイ聖堂に届き、メイス・ウィンドゥよりそれを最高議長に報告して彼の反応を探れとの命令を受けて、アナキンはパルパティーンの議長室に向かいます。

- 議長の狙いはジェダイの破滅だ。身近にフォースの暗黒面を感じる。

そしてパルパティーンはいよいよ本気でアナキンを誘惑してきます。

- アナキン、君は信用されていない。将来君の力が増せば、彼らの手に負えなくなることが分かっているからだ。ジェダイが張り巡らせた嘘・偽りの霧から抜け出すんだ。
- フォースの全てが知りたければ手を貸そう。
- 何故あなたがご存知なのです?
- 私の師が全てを教えてくれた。暗黒面が如何なるものかまで。
- 暗黒面を知っていると?
- アナキン、大いなる神秘を解明したければあらゆる側面から探究せねばならない。ジェダイの独断的な狭い視野だけでは駄目だ。賢明で完璧な指導者になりたいと願うならフォースの広い視野を身に付けるんだ。
- ジェダイには用心しろ。どんなジェダイよりも強い力を身に付けたければ私に従え。フォースの暗黒面を学ぶのだ。そうすれば死の運命にある妻を救うこともできる。
- 何だって?
- 私の知識を用いるがいい。
- あなたがシスの暗黒卿だったのか!
- 困惑するのも無理はないが、まずは聞け。いつまでもジェダイ評議会の駒でいるのはやめろ。お前はこれまでずっと並のジェダイとは違う、より有意義な人生を探し求めてきたはずだ。道義の深い人生を。

信じていた人に裏切られた怒り、憎しみをパルパティーンにぶつけるアナキン。

- 私を殺す気か?
- ああ、殺してやりたい!
- そうだろうな。お前の激しい怒りを感じる。その怒りがお前を強くするのだ。
- 身柄をジェダイ評議会に引き渡す。
- いいだろう。だが彼らの真の意図を知るまい?
- すぐに真実を突き止めてみせる。
- よく考えろ。暗黒面の力を手にすれば、パドメを救うことができる。

・反逆のとき
遂に本性を現したパルパティーンこと、ダース・シディアス。
アナキンは、パルパティーンこそが我々が探していた敵だったとメイス・ウィンドゥに報告します。

- 最も恐れていた事態となった。
- 彼は強敵です。逮捕には僕の力が必要になるかと。
- お前は関わるな。心の中に大きな迷いを感じる、若きスカイウォーカーよ。その迷いが判断を曇らせる可能性がある。
- いえ、行かせて下さい。
- 駄目だ。今言ったことが本当ならお前を信用しよう。だが今はここに残れ。我々が戻るまで会議室で待て。
- はい。マスター。

ジェダイ聖堂の会議室。アナキンは一人席に座ってメイスたちの帰りを待っていた。
頭の中でパルパティーンの声が木霊する。

- 分かっていような。ジェダイが私を殺せば、彼女を救う道は閉ざされる。

これで良いのか?
アナキンは席から立ち上がり、会議室から外を眺める。
パドメのアパートの方角を見つめるアナキン。
ちょうどその時、パドメもまたアパートからアナキンがいる遠くのジェダイ聖堂を見つめていた。
陽が沈む黄昏の街を見下ろす目線の先には自分の愛する人がいる。
パドメを失いたくない。
愛する人を失う悲しみを繰り返す訳にはいかない。
選択の余地は無い。

メイスを追いかけなければ。

メイス・ウィンドゥ、キット・フィスト、サシー・ティン、エージェン・コーラの四人はパルパティーンの議長室に押し入ります。

- 銀河共和国元老院の名において、議長、あなたを逮捕する。
- 私を脅すか、マスター・ジェダイ?
- 元老院が処分を決める。
- 元老院はこの私だ!
- もう違う。

するとパルパティーンは立ち上がり、隠していたライトセーバーを握る。

- ではこれは反逆だ...。

シスの赤い閃光が迸る。
強大な力で圧倒するパルパティーン。
エージェン、サシー、キットが秒でやられ、残るはメイスのみ。

メイスとパルパティーンの戦いが議長室を滅茶苦茶にしていく。
パルパティーンも強かったが、メイスも強かった。

- お前を逮捕する! シス閣下。

隙を突いてパルパティーンを窓際に追い詰めることに成功したメイスのところにアナキンがやってきます。

- アナキン、こうなると言ったであろう。やっぱりだ。ジェダイが銀河を支配する。
- シスの復活はもはやありえない。お前の負けだ。
- 違う。違う違う違う、死ぬのは貴様だ!

パルパティーンがフォース・ライトニングを放つ。

- こいつは反逆者だ!
- いや、彼こそ反逆者!
- お前の望む力を持っているのは私だけだ。どちらか選べ!

光と闇の間で揺れるアナキン。

- 耳を貸すな、アナキン!
- 助けてくれ。もう耐えられない。力が抜ける...。
- アナキン、もう駄目だ。助けてくれ...。
- 邪悪な野望もここまでだ! 覚悟しろ!

- いけない! 裁判にかけなくては!
- こいつの支配は裁判所にまで及んでいる。生かしておいてはあまりに危険だ!
- ジェダイの掟に反します。殺しちゃ駄目だ!
- 必要なんだ!!

ライトセーバーを振りかぶるメイス。それを...。

- やめろ!!!

アナキンはメイスの手を斬り落としたのでした。
これを勝機と見たパルパティーンはライトニングを放ち、メイスを攻撃する。

- 無限のパワーを食らえ!!

メイスは議長室の窓からコルサントの街に落ちていきました。

- 僕は何ということを...?
- そなたの運命に従っただけのこと。余の弟子となれ、アナキン。フォースの暗黒面を学ぶのだ。

ジェダイに手を掛けてしまった。
数々の掟を破ってきたが、遂に一線を超えてしまったんだ。
もう後戻りはできない。

- なんなりと仰せに、従います。
- よい。
- パドメを死から救って下さい。彼女なしでは生きられない。
- 死を欺く力を手にするのは闇の帝王ただ一人だけだ。だが二人で力を合わせれば、その謎を解き明かすこともできるだろう。
- お教えに従うことを、固く誓います。
- よろしい。それでよい。
- そなたは強大なフォースの使い手。必ずや無敵のシスとなるであろう。今日からはこう名乗るがよい。「ダース・ヴェイダー」と。
- 感謝します。我が師よ。

こうしてアナキンはジェダイであることを、そしてアナキン・スカイウォーカーであることを辞め、悪のカリスマ「ダース・ヴェイダー」として生きる道を選んだのでした。
愛する人を救うために。


どうですかね。これ。
文字に興してみて思ったんですけど、こうなっても仕方ないと思うんですよね。

アナキンがジェダイの掟を無視してパドメと結婚してしまった。アナキンの心が弱かった。確かにそうかもしれませんが、原因はそれだけではないですよね。

みんなが何かに対して不信感を抱いていた。
何が正しくて、何が間違っているのか。
誰を信じるべきなのか、何を信じれば良いのか分からないという状況で、自分のことを理解してくれる人が側にいないとこういうことになってしまうんだなっていう。
オビ=ワンも気遣ってくれていたのにそれに気付けないアナキン。
結局パルパティーンの方が何枚も上手だったという感じですよね。アナキンの心理をとても良く理解しているというか。
あまり語られていませんが、アナキンはオビ=ワンに嫉妬していたんじゃないですかね。パドメが事あるごとにオビ=ワン、オビ=ワン言うから。ビジョンにも出て来るし。
すれ違いになってしまっているのが本当に悲しい。
このエピソード3を観ると、人とのコミュニケーションって難しいなってつくづく思いますね。

こういうことって誰にでも、いつの時代にも当てはまると思うんですよ。
だからこそスター・ウォーズは「神話」なんです。

・戦争の終結とジェダイの終焉
アナキンを暗黒面に転向させることに成功したダース・シディアスは、この銀河に平和をもたらすために、用済みとなった者たちの「大掃除」を開始します。
アナキンには、ジェダイ聖堂にいる訓練生たちと、惑星ムスタファーにいる分離主義勢力のリーダーたちを37564にせよと命じます。

- なすべきことをなせ、ヴェイダー卿。躊躇うでない。情けは無用。そうすればパドメを死から救う暗黒面の力を、我が物とすることができよう。

そして各地に散らばったジェダイたちを抹殺するため、シディアスはクローン兵に命令します。

- コマンダー・コーディ。その時が来た。「オーダー66」を実行せよ。

クローン兵たちの予期せぬ反逆によってジェダイが次々と倒れていきます。
そしてジェダイ聖堂にいる訓練中のジェダイたちもアナキンとクローン兵たちによって容赦なくやられてしまいます。

ジェダイ聖堂での仕事を終えたアナキンはパドメの下に向かい、ジェダイが共和国の転覆を図ったと説明します。

- 信じられないわ…。
- メイス・ウィンドゥが議長を暗殺しようとするのをこの目で見た。
- アナキン、あなたはどうするの?
- 共和国を裏切れない。最高議長に忠誠を尽くす。元老院と、君にもな。
- オビ=ワンはどうなるの?
- 分からない。多くのジェダイが倒れた。彼が議長への忠誠を失っていないことを願うだけだ。
- アナキン、私怖い。
- 僕の愛を信じて欲しい。もうすぐ何もかも良くなる。議長が僕に大切な任務を与えてくれた。分離主義勢力がムスタファー星系に集結している。僕がこの戦争を終わらせる。帰りを待っていてくれ。素晴らしい未来がやってくるよ。いいね、約束だ。

その後パドメは非常召集を受け、緊急の元老院議会に参加します。
そこでパルパティーンは、ジェダイが共和国の転覆を図り、暗殺されかけた。ジェダイを生かしてはおけないと説明します。
そして銀河の安全の確保と安定の維持のため、たった今をもって共和国は解体、再編され、新しく「銀河帝国」として生まれ変わる。より安全で安定した共同体に変わるのだと声高々に宣言します。

- 自由はこれで死にました。万雷の拍手と共に。

その頃アナキンは、火山の惑星ムスタファーに到着し、分離主義勢力の残党を始末していました。

- 戦争は終わった! シディアス卿は平和を約束した。我々の…!?

・不都合な真実
クローン兵から逃れたオビ=ワンとヨーダは元老院のベイル・オーガナに助けられ、二人は各地のジェダイに送られている帰還を命ずるメッセージを停止させるためにジェダイ聖堂に乗り込みます。
何人もの訓練生が倒れているのを見て、何処の誰がこんなことをしたのか確かめるために保安記録のホログラムを見ると、そこには変わり果てた友の姿がありました。

- 我が弟子よ、見事な働きであった。ではヴェイダー卿よ、我が帝国に平和をもたらしに行け。

アナキンの豹変に愕然とするオビ=ワン。

- シスを倒すのだ。なんとしてもな。
- 皇帝は私がやります。弟同然のアナキンは殺せません。
- 暗黒面に足を踏み入れた今、アナキンはもはやお前の弟ではない。お前が鍛えた少年はもういない。いるのは「ダース・ヴェイダー」よ。

オビ=ワンはアナキンを見つけるためにパドメの下を尋ね、彼の居場所を聞き出そうとしますが、彼女は教えようとしません。

- パドメ、君の力が必要なんです。彼を救いたいのです。
- シスから?
- 彼自身からです。

オビ=ワンはアナキンが暗黒面に堕ちてしまったことをパドメに説明します。

- 嘘よ! どうしてそんなことを言うの?
- ジェダイ聖堂の保安記録で見たのです。彼が子供たちに手を掛けるのを…。
- アナキンじゃないわ。彼がそんなこと…。

- みんな騙されていたんです。全ては議長が仕組んだ罠でした。この戦争も。パルパティーンこそが我々が探していた敵だったのです。ドゥークー伯爵が死んで、アナキンが彼の新しい弟子になった。
- 信じないわ。そんなこと。

- パドメ、彼を見つけなければ。
- 殺すつもりなのね?
- 今や大きな脅威となっている。
- 言えないわ。

- その子の父親は、アナキンですね?
- 残念です。

・運命の闘い
「恐れはフォースの暗黒面に通じる。恐れは怒りに、怒りは憎しみに、憎しみは苦痛に繋がる。」 - ヨーダ

オビ=ワンが去った後、パドメはスターシップでアナキンがいる惑星ムスタファーに向かいます。オビ=ワンもそのスターシップに密かに潜り込みます。

そして、アナキンの下にパドメがやってきます。抱き合う二人。

- 君の船が見えた。
- アナキン。
- 何しに来たんだ?
- あなたが心配で。
- オビワンから恐ろしいことを聞いたの。
- どんなことを?
- あなたが暗黒面に寝返って、子供を大勢殺したって。
- 僕を嫌いになるように企んでいるんだ。
- 私たちを気遣ってくれている。
- 私たち?
- 知っているのよ。あなたを助けてくれる。
- 私は、あなたの愛さえあればいい。
- 愛では君を救えない。救えるのは力だけだ。
- その代償は? あなたには良い心がある。
- 母のように君を失いたくない。
- 僕はどんなジェダイも想像すらできないほどの力を得た。君のためにだ。君を守る。
- 私と行きましょう。子供を育てるのよ。まだ間に合ううちに何もかも捨てて。
- 分からないのかい? もう何処にも逃げる必要はない。僕が銀河に平和をもたらした。僕は最高議長よりも強い。彼も倒せばいい。そして二人で銀河を支配する。生きよう、僕らの思うままに!

アナキンが暗黒面に堕ちたのはパドメを死の運命から救うためでしたが、この時にはもう「力」という欲望へとすり替わっています。
そして「力」という欲望は「支配」という野望に変わってしまいました。

- 本当だったのね。オビ=ワンの言う通り。別人だわ。
- オビ=ワンの話はもう聞きたくない。ジェダイは僕を裏切った。君は違うだろう!?
- もうあなたが分からない。心が張り裂けそうよ。あなたが遠い人になってしまった。
- オビ=ワンのせいか?
- いいえ、あなたがしたこと、しようとしていることがそうさせているの。お願い、私のところに帰って。愛しているの!

そこに仁王立ちのオビ=ワンが現れます。
激昂するアナキン。

- 嘘をつくな!
- !? 違う!
-裏切ったな。僕を殺すために連れてきた!

フォース・グリップでパドメの首を絞めるアナキンを見てオビ=ワンの最後の説教が始まります。

- 彼女を離せ、アナキン!
- よせ。彼女を離せ!

倒れるパドメ。

- 裏切るよう仕向けたな!!
- お前自身が招いたのだ。

- パドメは僕のものだ!!!
- お前の怒りと力への渇望が破滅を招いた。お前の心に暗黒卿の付け入る隙を与え、その結果、本来倒すべき相手に自分がなってしまった。
- 説教なら聞き飽きた。ジェダイの嘘にはもう騙されない。僕はもう暗黒面を恐れない。
- この僕が平和と自由を。正義と安全を新しい帝国にもたらした。
- 「新しい帝国」だと?
- あんたを殺したくないんだ。
- 私は共和国に忠誠を誓った。「民主主義」にだ!
- 仲間にならないなら、「敵」と見るしかない。
- シスの論理だな。独裁主義だ。
- 私は「義務」を果たす。

- 果たせるかな?

そして壮絶な師匠と弟子の死闘。「運命の闘い」が始まります。


猛攻するアナキン。守るオビ=ワン。
ムスタファーは火山の惑星で、そこら中でマグマが噴出しているんですが、それはアナキンの怒りを表現していると言われています。
マグマの噴出はCGで表現するのがメチャクチャ難しかったらしいです。

ちなみにヨーダとダース・シディアスはコルサントの元老院議会場で戦うのですが、これは共和国と民主主義の崩壊を表現していると言われています。

スター・ウォーズをただのチャンバラごっこ映画だと思っている人がいるかもしれませんが、そんなことないので食わず嫌いをせずに是非観てみてもらいたいですね。


- お前の教育を誤った。私のミスだ。
- ジェダイの陰謀に早く気付くべきだった。
- アナキン、聞け! パルパティーンは悪魔だ。
- いや、ジェダイこそ邪悪の権化だ!
- そこまで腐ったか!

- マスター、ここでおしまいだ!

そしてオビ=ワンがアナキンと距離を取って間を広げ、最終奥義「チノ=リ」を発動します。

- お前の負けだ! 「地の利」を得たぞ!

アナキンは自信過剰になり、慢心に取り憑かれているので聞く耳を持ちません。

- 僕の力をみくびるんじゃない!
- やめておけ。

そして…。
オビ=ワンは飛んできたアナキンの左腕と両脚を斬り落として戦いは終わります。

- 「選ばれし者」だったんだぞ!
- シスを倒すはずのお前がシスに付くとは!
- フォースにバランスをもたらすはずが、闇に囚われてしまった。

- あんたが憎い! (I hate you!)

- 弟だと思っていた。愛していた。

そしてアナキンはマグマに身体を焼かれ、全身に大火傷の重傷を負ってしまいます。
それを悲しい顔で見届けるオビ=ワン。

そして去っていく。
かつての友を、そこに置いて。


その後にパドメの出産と死、ダース・ヴェイダーの誕生が同時に描かれるんですよね。

ヴェイダーの危機を感じて彼を助けたのは皇帝パルパティーン。
彼のそばにいるのはもうオビ=ワンでもパドメでもありません。

- パドメは何処です?
- 無事でいますか? 無事なのですか?
- そなたの激しい怒りが彼女を殺した。
- そんな馬鹿な。ありえない! 彼女は生きていた!
- Noooooo!

夢が現実になってしまった瞬間です。
皮肉ですよね…。

・新たなる希望
ヴェイダーとシディアスの二人は、これから建設されるデス・スターを眺めています。
その側にはターキン総督の姿もあります。勿論代役ですが。
エピソード4は3から18年後という設定なので、デス・スターの完成には約20年を要したということになります。
それについてルーカスは、帝国の技術力を持ってしてもそれだけの時間が掛かったということは、この建設プロジェクトは決して容易ではなく、相当の紆余曲折があったのだろうと音声解説で語っています。

生まれたルークとレイアは、一緒にいると帝国に狙われる可能性があるからということで別々の家に預けることになりました。
レイアは元老院議員のベイル・オーガナに。ルークは惑星タトゥイーンの農家のオーエン・ラーズの家に引き取られることになりました。
オビ=ワンがラーズの下にルークを届け、近くで成長を見守ることになります。

そして子供を抱えるラーズ夫妻がタトゥイーンの二つの夕日を眺めて物語は終わります。

これでよく言われるのは、エピソード6でルークがレイアに母親がどんな人だったか覚えているかと尋ねた時、彼女は「ええ。微かに。小さい頃に亡くなってしまったの。美しくて優しい人だった。」と答えるのですが、もしこれがパドメのことを言っていたと解釈した場合、パドメは3では二人が生まれてすぐに亡くなってしまったので、覚えているというのは不自然なのではないかという指摘です。
もしベイル・オーガナの妻ブレアのことを言っていたとするなら矛盾はないと思います。

まあどうでもいいことです。
そんな小さなことを指摘するなんてナンセンスですよ。
アナキンの悲劇の物語を描き切ったルーカスの手腕に感服する他ないでしょう。


ありがとう。ルーカス。
よしお

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3.2
No.2517。私は公開順で総復習中なので、エピソード4から見始めたのですが、あぁ、ここから4に戻るのかぁ、と、やはりラストは感慨深かったですね。

・ドゥークーとかシディアスとか、年配のヒール役がめっちゃ渋くてかっこいい。
・グリーヴァスの気持ち悪さは中毒性がありますね。あの動きずっと見てたいw
・ジャンゴ・フェット役のテムエラ・モリソンは本作ではコマンダー・コーディとして出てきますが、この人の職人のような風貌が「百戦錬磨の闘士」っぽくてすごい好き。
・今でも十分美しいナタリー・ポートマン。「レオン」で出てきたときはなかなかの衝撃デビューでした。ただ、このSWシリーズのように、全世界的な映画に出てしまうと、王道の賞レースからは遠ざかってしまうことがあるので、今後どうなっていくのかなぁと思っていました。

ところが、このエピソード3の公開からたった5年後の2010年に「ブラック・スワン」でオスカーを射止めた時には、ファンの一人として狂喜乱舞しましたし、改めて彼女の演技の幅を思い知らされました。「ブラック・スワン」では、パドメとは真逆のようなダークな役柄だったのがまた映画の面白さでしたね。
bienemio

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3.8
アナキーーン!
エピソード4と繋がりました。
RS

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アナキン…切ない…。ライトセーバー戦が最高。
K

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3.8
1から順番に観ていってます。
ついに次はルークとレイア姫が
出てくるのね。
楽しみ〜^_^
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