あざらし

パンズ・ラビリンスのあざらしのレビュー・感想・評価

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)
4.1
「3つの試練を耐えるのです」

1944年スペイン。
内戦終結後も、山では武装した人々が新たな独裁主義政権と戦い続けていました。

女の子が暗闇の中に倒れています。

昔々、嘘や苦痛のない魔法の王国が地面の下にありました。その王国のお姫様は人間の世界を夢見ていました。

ある日、お姫様は逃げ出し地上に行きますが、あまりの眩しさに記憶を失い亡くなりました。

しかし、父王はお姫様が違う時代に生きると信じていたのです。

オフェリアは森を車で走っていました。大尉である新しい父親の奥様:母親カルメンは妊娠していて、途中で気持ち悪くなり車が停められます。

オフェリアは石像のかけらを拾い上げ、近くの石像にそのかけらをはめ込むと、石像の口からカマキリが出てきます。

女中のメルセデスとはすぐに仲良くなりましたが、新しい父親は恐くて馴染めません。

元製粉場の奥は迷路のようになっていて入ると迷うと言われていました。

夜中に妖精に連れられて森へ行くと守護神がいます。彼はオフェリアに何も書いてない本を渡しながら3つの試練に耐えることを教えます。

辛い環境の中で見た少女の夢の話です。
とてもとても切ない話です。

平和なファンタジーではなく悲惨なシーンもあるのでご注意を。

「鍵はあるわ。
迷宮に連れて行って」
あざらし

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