Ash国立ホラー大学院卒論執筆

パンズ・ラビリンスのAsh国立ホラー大学院卒論執筆のレビュー・感想・評価

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)
3.2
【人が深淵を覗くとき、深淵もまた人を覗いているのだ】

ファンタジーだけど、スペイン内戦の話が中核のような気がした。俺ら()が世界中でドンパチやってる最中にスペインはこんな状態だったのとはね…。

政治闘争だかで大戦には参加不能ってのは知ってたけど、軍とゲリラが戦闘してたりとか結構混乱していたのは意外だったな。

その渦中に巻き込まれた無力な少女。割と悲しい話でもある。

地下大帝国の魔物から少女は3つの試練を受ける。その過程、少女の成長や結末などが、ニーチェの名言に見事マッチしていた。深淵、、地下、、そう 物理的にも。

有名な例の目ん玉バケモン。期待通りでした。目を手の平にはめ込んで見えるようになる。ファンタジーチックでいい発想。