こもり

パンズ・ラビリンスのこもりのレビュー・感想・評価

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)
5.0
見てる人間の心をぎゃんぎゃんに痛ぶってくる純然☆鬱映画 誰にも守ってもらえない少女オフィーリアの絶望的なおとぎ話
高校の時の、精神病んでた国語教師がよく言ってた言葉を思い出した。
「心の中にしか救いはない。心だけは自由なんだ」
どうにもならない現実が空想の世界にまで侵食した結果、彼女は想像しうる最上の結末として〜〜に救いを見出す。それは御伽噺の世界ではハッピーエンドで、彼女にとってはメリーバッドエンドで、私にとっては最悪のバッドエンドだった、もう2度と見たくない(褒めてる)。
映像美 パンのビジュアルがNHKの緑のキモキャラに似てる 気色悪い虫と暴力(ハード)いっぱい 虐待 ステップファミリー 紛争 心身の体調を整えて鬱エンドを覚悟してから観るべき映画