パッケージからして、女の子が描く空想ファンタジーやとばかり思ってました
そしてあの有名な目玉のおじいちゃんと熱いバトルを繰り広げるもんやと思ってました
あまりに暗い、重い、、
そこらの戦争映画を見てるとき以上に悲しい気持ちにさせられる
けどそこにうまいことファンタジーが絡みつくことによって、なんとも言えない美しさが生まれてる
オフェリア以外の人物に関するエピソードもちょうどいいバランスで挿入されて、物語の中にぐいぐい引き込まれる
絶望的な状況のなかでの希望のちらつかせ方がなんともニクい
シェイプオブウォーターと同じく、ラストシーンはこちらの想像でしかなく、様々な解釈ができるような作り
個人的にはハッピーエンドであったと信じたい
救いのない状況下で繰り広げられる冒険は、すべて現実なのか、それともすべて彼女の想像なのか
あまりに惨く、皮肉なほど現実的な大人の童話
