トランスマスター

タイタンの戦いのトランスマスターのレビュー・感想・評価

タイタンの戦い(2010年製作の映画)
3.0
♯48 ミリオンG○D

ギリシャ神話モチーフの名画のリメイク
オリンポス12柱の神々と人々が共存する時代のアルゴスが舞台。
主人公は、全知全能&絶倫王ゼウスの落し子半神の英雄ペルセウス。
実の肉親を神により命を奪われ、育ての親の漁師も失い神に対する恨みが増す日々。
ゼウスの神殿を破壊した時に人類を懲らしめる為冥王ハーデスが、名乗りを上げる。次の日食までに王女アンドロメダを生贄にしないと国が滅ぶと言う宣告を受け、王は半神のペルセウスに冒険の旅に出るようお願いをするストーリー。

◆良い点/注目ポイント
・今作は、天界・海・冥府を司る三兄弟の説明などわかりやすくとても親切です。オリジナル版のヘラの嫉妬とゼウスのエコ贔屓夫婦対決よりも今作のゼウスとハーデスによる【ユニバーサル】な兄弟喧嘩の方が、視覚的にもヴィランのキャラが、際立っています。
・クリーチャーもCGによる進化で、さらに臨場感マシマシです。

今回の『幻想世界の愛すべきクリーチャー』
ガーゴイル
大サソリ
ジン
ゴブリン
ペガサス
メデューサ
盲目の魔女
クラーケン

特に良かったのが、大サソリと黒ペガサスとクラーケンです(やっばりクラーケンは、大王イカや水蛸!)。
・『インモータルズ』でゼウスを演じたルーク・エバンズが、今回は太陽神アポロンを演じています。ギリシャ神話俳優という新しいジャンルを開拓して欲しいです。
・リーアム兄さんのゼウスが、ハマり役でした。
・半神のペルセウスが、剣の修行もしたことがないのに軽くこなすところが、現代の天才アスリートのようです。
・メデューサの悲しいストーリーに感情移入してしまいました。よく見るとポセイドンも惚れるほどの美人。
・主人公ペルセウスが、頑なに神から贈られたチート武器【聖剣】を使わないところなど、無課金ゲーマーのようなストイックさを感じました。

◆改善点
・主人公のサム・ワーシントンのお洒落坊主頭!ダメ!ゼッタイ!
古代ギリシャの英雄は、美術室にある彫刻のような【天然パーマ】が、義務付けられています。
・黄金聖衣を纏ったオリンポスの神々。カッコいいです。インモータルズです!しかし私は、月桂冠とワンショルダーの白い衣を纏った古代ギリシャコーデがお気に入りです。

◆総括
・この作品を視聴する前に、以下の二つのステップを踏むとより楽しめます。
①オリラジ中○氏のYouTub○でギリシャ神話の回を視聴。
② オリジナル版『タイタンの戦い』を見る。
すると…。

-2021年 48本目-