「裏をかくんだ!裏を。」
リングの中でジョン・トラボルタ扮するディーキンス少佐がクリスチャン・スレーター扮するヘイル大尉とボクシングで闘っていました。ヘイル大尉はディーキンス少佐に勝てたことはありません。
ディーキンス少佐は執念と根性によりボクシングに強いと自認しています。
クリスチャン・スレーター✖️ジョン・トラボルタ主演、スピード感のあるアクション映画を撮るジョン・ウー監督の映画です。
ジョン・トラボルタらしい生意気で強気なキャラクターと、まだ若いクリスチャン・スレーターの明るさが感じられる映画です。
題名のブロークン・アローとは、核兵器を紛失したという意味を表します。
個性的な先輩である少佐に核弾頭を奪われた大尉が、核弾頭を取り戻すために活躍するストーリーです。
トゥルー・ロマンスやインタビュー・オブ・ヴァンパイヤの青春映画でトップスターになったクリスチャン・スレーターは、もっと透明感のある青年役で主役を張って欲しかったですが、お騒がせな性格によって映画主役としては寿命が短くなり、残念です。
この映画では、まだ旬のクリスチャン・スレーターが観られます。
ジョン・ウー監督らしく、次から次へとスピード感のあるアクションが繰り広げられ、テンポの良い映画になっています。
「頭を使わなくちゃ、勝負には勝てない。」
…やっぱり、トラボルタは悪役の方が似合います。