サンローランの長年のパートナー、ベルジェの語りを基に構成されたバイオグラフィー。
当時中国から猛抗議を受けた香水オピウムのストーリーが印象的でした。
サンローランがディオールの後継者としてシーンに登場し、隆盛を極め、最終的にはブランドがグッチグループ(現ケリング)の手に落ちるまでが、ブランドと彼自身の内面の移ろい、洋服、ブランドを求める時代背景の変化と共に丹念に描かれていた印象です。
しばらく低迷したYSLですがエディ・スリマンがデザイナーに就任し新生サンローランとして見事に復活させましたね。良かった良かった。