ワン

ドラえもん のび太の魔界大冒険のワンのレビュー・感想・評価

5.0
「魔法が使えたら…」と願うのび太は"もしもボックス"で現実世界を魔法が使える世界に変えるが、学校でも勉強の代わりに魔法を学ぶいつもと変わらない世界だった。失望したのび太は元の世界に戻ろうとするが、ママがもしもボックスを捨ててしまい戻れなくなってしまう。その矢先、のび太とドラえもんは魔物や魔法を研究する魔学博士の満月先生と娘の美夜子に出会い、魔物たちが支配する"魔界"が地球に接近しつつあることを教えられる。


【劇場版第5作目】舞台は魔法使いに憧れるのび太がもしもボックスで作った魔法の世界。オープニングからタイトルへの入りかたが最高に上手い。楽しい話かと思いきやのび太が石化したドラえもんを見つけたことから暗い話へと変化。

"もしもボックス"で作った世界のためジャイアン、スネ夫、しずかは本来の世界とは別人というのも気味が悪い。美夜子に好意を寄せるようなシーンがありいつもと比べて5人の結び付きが弱いように感じた。

猿みたいな使い魔やドラえもんとのび太を石化させたメジューサなど途中でフェードアウトしてしまい再戦の機会を与えられずもったいないと感じた。

中盤までひみつ道具がほぼ登場せず最終的に映画オリジナルは"魔法ぼうし"ぐらい。「ただの飾りだ」という帽子が意外な場面で役に立つのが面白かった。

「頼むぞ、名投手!!」からのビックライトは今でも思い出に残る名シーン。
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