一姫二太郎

ドラえもん のび太の魔界大冒険の一姫二太郎のネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

これも読書からの興味。
もしもボックスの、異常性には、誰もが気がつくところだけど、公式が、「パラレルワールド」と空想科学読本も真っ青な説明をかなり初期の段階で打ち出していたのは驚いた。

魔界に囚われたしずかちゃん達を助けるために、もしもボックスを使って世界を元の世界に戻す解決は、魔界に囚われたしずかちゃん達はそのまま並行世界として存在し続けるわけで、しずかちゃん達を根本的に救うことには繋がらない。

のび太くんは、即座にこの解決を否定して、正攻法の解決を目指すけど、これって普通はこんなに簡単に決められない。
ドラえもんだって、すごく複雑な表情で説明してる(なぜか、ドラミちゃんは淡々としてる。男女の差?)
普通だったら、ゆったり尺をとって悩ませるし、なんなら一歩映画が撮れる悩みだ。
これが、深く考えない子供ゆえの考えの浅さとらえるか、のび太くんの優しいととるかで、印象が変わってくると感じた。

というよりも、パラレルワールドによって生じる弊害を普通の小学生は瞬時に理解できないと思う。
多分、私がのび太くんと同じだったら理解できてない。
ドラえもんだって、そこは敢えて口を濁している。
そういう意味で、のび太くんはすごい奴だと思った。

もしもボックスがパラレルワールド製造機であるという説明は、以前からあったのだろうか、もし、今回初めてのび太くんが知ることになったたしたら、過去に使用した際に生じた数多の世界への罪悪感と責任を彼は感じているのだろうか。
気になったのはそのあたり。

冒頭と終盤が対象的に繋がる感じは、タイムトラベル的映画っぽくて良いですね。
この映画のリメイクもwikiによるとパラレルワールドの解釈が違うらしいので、そのうち観ます。