レオ

オーシャンズ12のレオのレビュー・感想・評価

オーシャンズ12(2004年製作の映画)
3.4
前作『オーシャンズ11』は強いエンタメと分かりやすいストーリーで万人向けでしたが、今作ではこの万人達を急なドリフトで振り落としてくるスタンスです。
軽い気持ちで見始めたら置いて行かれる!
コーナーで差を付けろ!

前回騙したベネディクトが激おこでオーシャンと愉快な10人の仲間達に金を返せと脅迫されるお話、からフランスの怪盗ナイト・フォックスと戦う話に転じます。
初めにも述べましたが何が難解かというと時間軸。
起承転結がボロボロになるほどに『結果→経緯』という展開が幾重にも組み込まれ、時間軸がめちゃめちゃになっててこの演出に慣れてないと映画初心者にはかなりネックな印象でした。
まぁ、前回同様、私達鑑賞者は結局最後にはまるっと騙されちゃうのですが。
時間軸ではないけど、ジュリア・ロバーツのせいで『ここは何処の世界線なの…?』と困惑。
でも嫌いじゃない。

今作では場面転換などの演出がオシャレでしたね!
オシャレというか、私好みのミニ・シアター作品チック。
一時停止の表現がやたら多かったです。
でも、オープニングでブラピがダサい逃げ姿で急に静止したのはテレビが壊れたのかと思って滅茶苦茶焦ったのはここだけの秘密。
レオ

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