1500以上のレビューを書いてきたが、初期の頃は、かつて観たという記憶を辿って書いてしまったものも何本かある。
最近は、機会があれば観直して、再投稿させてもらっているのだが、過去の記憶さえも薄い映画も少なくない。
観たけれど、あらすじは覚えてるけど、コメントらしいものが書ける記憶が足りない作品。
これもまさにそんな一本。
観たんだよ、でも、タイトル通り警察の音楽隊が違う場所に着いちゃって、困って
泊まてもらった映画としか、思い出せなかった。
今回、Amazonで観直して、それも納得した。
忘れて当然や、記憶の網をすり抜けてしまうような作品でした。
Filmarksの皆さんのスコアの3.5っていうのが、実に妥当な作品でした😃
悪い映画じゃないんだよ、雰囲気もある。
間違ってたどり着いた場所の荒涼とした感じとか、
楽団員の途方に暮れた感じとか、
長い夜とか、
団長の威厳を持たなきゃって無理してる感じとか、
それぞれの描写の面白さはあるけど、
その先に行かないんだね、
今回、再見して、ジム・ジャームッシュを意識してるなって、ショットがかなりあった。
無表情のちょっと放っておくような絵作り
でも、ジム・ジャームッシュのように
おちてこない。面白くない。
エジプトの音楽隊がイスラエルのど田舎に来てしまったので、そんなにカルチャーギャップが生まれている訳ではないし、
ヒューマンな作品に発展もしていかないし、
せめて、泊めてもらったお礼に、あの街の人たちの前で演奏しても良かったんじゃないかな
どこに向かっていくのかが、イマイチ定まっていない映画
湯豆腐みたいな?映画でした。→あまり美味しい湯豆腐食べたことないので💦