NAO141

ターミネーターのNAO141のレビュー・感想・評価

ターミネーター(1984年製作の映画)
4.5
のちに「タイタニック」や「アバター」で映画史のあらゆる記録を塗り替えるキャメロン監督。その名を世に轟かせた歴史的な作品がこの「ターミネーター」。
自ら書いた脚本を売り込み、ハリウッドから注目も集めるという根性とその才能が素晴らしい!!
またボディービルダーから俳優に転向しながらも長い下積み時代にあったシュワちゃんも本作で一躍大スターに。
キャメロン監督とシュワちゃんにとってこの作品は記念すべき、そして、伝説の作品となったのであった\(^o^)/

ハリウッドでは低予算に分類される600万ドルの制作費でありながら、全世界で7800万ドルもの大ヒット!
当時はちょうどホームビデオ(VHS)の普及真っ只中。それがさらに人気を押し上げた。

作品としては非常に良く出来ていると思う。のちにさらなる大ヒットになる「2」という続編がなかったとしても、この作品だけで充分に完結している。
ラストにガソリンスタンドで偶然撮られたサラの写真、しかしこの写真こそがのちにカイルの運命を変える重要なキーアイテムになる、そこが本当に良い!
少年の「嵐がやって来る」という言葉に対しサラが「わかっているわ」と言うシーン、《運命の始まり》《壮大なターミネーターサーガの始まり》を感じさせ、とても格好良いラストだと思う。

シュワちゃんの代名詞になったT-800は別の俳優が演じる可能性もあったのは有名な話。本作でブコヴィッチ捜査官を演じるランス・ヘンリクセンである。
いまでこそやはりターミネーターといえばシュワちゃんであるが、ランス演じるT-800というのも興味がある。
ランスも「2」でT-1000を演じたロバート・パトリック同様、無機質な表情がターミネーターにピッタリな気もする笑
本作ではターミネーターになれなかったランスだが、その後キャメロン監督の「エイリアン2」でビショップというアンドロイドを演じているのが面白い笑
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