たなか

別れて生きるときものたなかのレビュー・感想・評価

別れて生きるときも(1961年製作の映画)
5.0
久しぶりに力強い作品でした

昭和初期から終戦頃までを生きた女の話
ファーストショットから惹きつけられましたね、格子越しカッコいい
どクズ芥川笑、児玉清の若い頃のお顔見たことなかったのでビックリ!2枚目なんですがダメなかんじで(うなじに生唾ゴクリはちょっと笑ってしまいました)
田中絹代は年取ったお母さんぐらいのがちょうど良い気しますね
逃げ延びた東京で良くしてくれたのは小林桂樹扮する朴さんでこれも抜群です、相身互い
市原悦子がいつも通りまたトボけた味わいで笑
高島ファミリーのパパが良い男なんですがここから戦争の影が濃くなってきて松村達雄が特高の嫌な役やります
とかなんとかいいますが主演司葉子、滅茶苦茶良いです◎

色んな差別や問題をなんとか乗り越えて乗り越えて、ささやかな幸せも踏みにじられて、でも生きていかなきゃならなくて…

堀川さんとどっこいのタッグ流石ですね、名作です
たなか

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