mitakosama

黄金の犬のmitakosamaのレビュー・感想・評価

黄金の犬(1979年製作の映画)
1.7
スカパーにて。鶴田浩二主演のサスペンスなのだが…なんだかイマイチな映画だったなぁ。なんだこれ?

狩猟?の途中で飼い主が熊に襲われ、放浪の身になった犬ゴローが事件に巻き込まれる物語。
通産省の汚職事件で秘密を知った職員(夏八木勲)が殺し屋(地井武男)に狙われる中、ゴローと出会い行動を共にすることとなる。
同じく汚職事件を追って圧力により左遷された刑事(鶴田)も事件を追う。

ゴローの首輪につけられたマイクロチップを追い繰り広げられるサスペンス…というと面白そうなんだけどさ…

まず、無駄な濡れ場が多すぎ。殺し屋がことある毎に婦女暴行を繰り返す。
通産省職員の奥さんや、ゴローの飼い主(島田陽子)らが無闇に犯される。
これが正直あまり意味の無いシーンだと思うのだ。というか、映画のインパクトが全部この性暴力に集約されてる。お陰でサスペンスの面白さが全部霞んでる。
ただただレイプシーンの不快な印象しか無いんだよな。

とにかく、ちいちい演じる殺し屋のヤカラっぷりよ。やたら拳銃撃ちまくりで関係ない人ばかり殺す割に肝心の仕事は何一つこなしていない。こいつホントにプロの殺し屋か?

しかし犬は良い演技してる。20台くらいのオフロードバイクに追い立てられているのにシッポも撒かずにちゃんと走ってる。相当訓練されたんだろうなぁ。
殺し屋が20人ものオフロードバイク軍団を率いるのも意味不明だがな。

そして最後は追いつめた犯人に対し、鶴田浩二演じる刑事が拳銃での一騎打ちを命じる。フェアな勝負を望むって…このシーンが完全にギャグだろ。
ラストで急に西部劇みたいなサシ勝負が始まる。しかも負けた殺し屋に対してトドメに何発も喰らわすんだよ(笑)どんなだよ(WWW)

ただただ不快なだけで面白く無い。駄作。
mitakosama

mitakosama