キムチを売る女のゆみなのレビュー・感想・評価

止まっていた時間を、彼女は自分でこじ開けて動き出す


これ、不思議な映画ですよね。
朝鮮族で息子と2人で暮らしている女。キムチを売りながら細々とした生活をしているんだけど、そこに群がってくる男たちが生々しい。終始、固定カメラで撮影された映像が、動けない彼女を映し続けるんだけども……ラストはとうとう彼女の背中を追いながら動き出す。

チャン・リュル監督作品初めて観たけど、なかなか心に残るものがあったなぁ。他の作品も観てみたいかも。