このレビューはネタバレを含みます
どうしたコッポラ!笑
『地獄の黙示録』にて、フィリピンでの地獄の撮影をした後に今作は、舞台となるラスベガスの街をスタジオに再現するという謎の振り幅。撮影環境も作風も極端すぎてやっぱりコッポラは変な人だ。『地獄の黙示録』や『ゴッドファーザー』を撮ったのも例えヒットしなくともこういう映画を撮るための貯金なのだと思うが、世間の求めるコッポラ映画と本人の標準がなかなか合わないのもなんかウケる。
スタジオに作られたラスベガスのセットは勿論前作までのガチロケからの落差はあるが、創作されたセットがむしろいい味を出していて見ていくごとに引き込まれた。
ストーリーはとんでもなくて簡単に言うと、カップル喧嘩→お互い寂しさを埋めるために遊ぶ→お互い遊んだ相手はヤリ捨てしてカップル復縁という。おいコッポラ!愛に飢えてたんか!個人的にはあのサーカスの子とかいい子だったしお互い新しい相手と心機一転で良かったじゃんと思った。