EDDIE

48時間のEDDIEのレビュー・感想・評価

48時間(1982年製作の映画)
3.7
エディ・マーフィーの記念すべきデビュー作!当時のポスターから彼の知名度の低さが窺える刑事ジャック役ニック・ノルティとのバディムービー。
マーフィー演じるレジーが48時間の仮釈放中にジャックと強盗殺人犯を捜査。コミカルなやりとりと硬派な刑事もののバランスが良い。

やはり1980年代のアクション映画の程よさが好きですね。
傑作というほど出来が抜群というわけではないんだけど、何回でも観れる愛着湧く感じ。いいですよねぇ。

ニック・ノルティは当時40歳ぐらいでベテラン俳優。とはいえ、1970年代のテレビドラマシリーズ『リッチマン・プアマン』でブレイクして知名度がある程度で、演技等々実績面はまださほどでもないようですね。
ただ彼の知名度を後ろ盾に、すでにコメディアンとして人気者だったエディ・マーフィーが銀幕デビューを果たしたという構図ですね。

やはり当時の白人&黒人コンビの刑事ものということで、明らかな黒人差別描写なんかも普通に挟まれてきます。
だけど、それをエディが持ち前のコミカルさで軽妙に笑いに変えていくところ、デビュー作ながら流石だなぁと思わされます。

しかし、あくまで硬派な刑事もの。最近チャドウィック・ボーズマン主演の『21ブリッジ』で味わった、「これこれ!こういう刑事アクションを待ってた!」っていうある意味定番的な内容。
突き抜けて面白いわけではないけど、所々印象的なアクションシーンが挟まれるので、やはり満足感は高いです。

大人になって久しぶりに『ロボコップ』観ても感じたけど、この頃のアクション映画ってなかなか銃殺シーンとかエグいんですよね。
だけど、その容赦ない感じが1980年代にたくさんのアクション映画好きを生み出したんだろうなぁとしみじみ感じた次第です。

※2021年自宅鑑賞106本目
EDDIE

EDDIE