ベルイマンの傑作「野いちご」の原形となった初期の傑作。
野いちごが傑作すぎて、個人的には少々物足りなさを感じてしまうものの、ベルイマンとしては、この作品で一躍注目されることになりました。
マリーが好きになれるかで、この作品の評価は大きく分かれると思います。
個人的には小悪魔マリーのマイペースキャラと、キラキラ恋愛模様が肌に合いませんでした(ToT)
現実でもこういう女性いると思うのですが、苦手なタイプでした。
新聞記者の元彼が愛想尽かすのも頷けてしまう、、
そういう意味では非常にリアル。
小悪魔あるある。
そして、お相手のヘンリックがまるで少女のように乙女チック。。
そしてマリーが男に見えました。
他の作品と比べると、ベルイマン色がまだ少し薄い印象が、、
「老い」の部分を描いた回想後のシーンは良かったんですが、とにかくキラキラ回想部分が長い、、
ここを好きになれるかが重要だと思います。