@第七藝術劇場 ~ベルイマン生誕100年映画祭~
キラキラしているのに全体に漂う死の匂いにずっと緊張しながら観た。いちばん好きなのは二人が絡ませる手だけを映したシーン。この上なく官能的で美しい。こういうグッとくるシーンがあるだけでその映画のことが大好きになる。やっぱり人と人は触れてなんぼやなと思ったから好きな人には積極的に触れていきたいけど今夏のわたしに効く制汗剤などこの世にないと言い切れるくらいの汗かきなので、ベタベタの君も好きだよと言ってくれる奇特な人がわたしの前に早く現れますように現れますように。
バレエが舞台なのでメイクがキツいのはそんなもんなのかと思っていたけど、あのメイクにはそんな意味もあったのかと。壁を作り死ぬのも生きるのも怖い彼女がメイクを落とした時の明るい表情に救われた。
あと、忘れてはならないワンワンの可愛さ。ワンワンという名前以上に似合う名前がないくらいワンワンしてて悶えた。