バレンタイン

ラストデイズのバレンタインのレビュー・感想・評価

ラストデイズ(2005年製作の映画)
3.6
ニルヴァーナって名前は知っているけど世代じゃないので曲はあまり知らないし、カート・コバーンって誰?状態で観たけど、意外と良かった。

春の新緑の芽吹く感じと、死ぬ寸前の絶望感が対比になっていて映像面の芸術性はとにかく高かった。

『エレファント』もそうだったけどストーリー性がほぼ無いし、映画としての主義や主張も無いんだけど、ラストの長回しからの弾き語りが全てだったのかなあ。

主人公の絶望を間接的に描ききったのは凄い。

自分の中にある原風景というか心象風景を想起させるような映画で、共感できる部分も多かったけど、だからこそ少し危険な映画でもあった。

ニルヴァーナ聴いてみようと思います。
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