のんchan

僕はラジオののんchanのレビュー・感想・評価

僕はラジオ(2003年製作の映画)
4.1
《50歳の高校2年生ラジオ》
知的障害の青年と高校教師の感動の実話💫
ラストに本人映像が出るが、レビュー書きながらも涙が止まらない😭

アメリカ南部の片田舎アンダーソンという街はアメフト🏈が盛んな町。アメフトが強い高校のグラウンドの周りをいつもカート🛒を引きながらうろつく黒人のジェームズ《愛称ラジオ》(キューバ・グッディング・ジュニア)の姿があった。
彼は知的障害の為、自分の年齢も解らず、文盲で学校へも行かず、母親は仕事の為、昼は壊れかけのラジオ📻を乗せて歩き回っていた。

それを目にした高校の教師であり、アメフト🏈部のコーチ、ハロルド(エド・ハリス)が優しく声を掛け、練習に参加させるようになる。

静かな物語。エド・ハリスの優し過ぎる人間性が表れていて、あまりにも出来過ぎてない?観始めはなんだか懐疑的な気すらして、こんな事ある?と自分の邪心が邪魔をした😓
ハロルドの奥さん(デブラ・ウィンガー)も理解ありすぎな美人だし、娘も可愛く優秀。

学校内ではイジメにあったり、町の人々も冷たい視線の中、ハロルドだけがラジオを信じ、手を差し伸べ続けた。
それにはハロルドが体験した過去の出来事を1人娘に初めて話すシーンで理解する。

1人の正義を貫く人間がいるお陰で、1人の個性ある青年の未来が開け、学校も町の人々も自分の固定観念を変化させる。
ハロルドのお陰で、ジェームズは永遠に高校2年生を続けている。


これが実話って...
黒人射殺事件のニュースが途切れない国アメリカ🇺🇸。それでも小さな町の真実はこれもアメリカの良心だし、少しづつでも変えられる原点じゃないのかな?

作り物には興味ないけど、実話からもらえる感動🥺がやっぱり映画の良さで、また観たいのエンドレス💖
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