NAOYA

GANTZのNAOYAのレビュー・感想・評価

GANTZ(2010年製作の映画)
3.3
就職活動中の大学生の玄野計は地下鉄のホームで幼馴染みの加藤勝を見かける。正義感の強い加藤は線路上に転落した酔っ払いを助けようとするが、手を貸した玄野と共に電車に轢かれてしまう。次の瞬間2人は見慣れぬマンションの一室にいた…


「GANTZ:O」を観てから、何年振りかに実写版GANTZが観たくなり、久しぶりに観ました。


主人公の玄野計を演じるのは二宮和也。
玄野の幼馴染みの加藤勝を演じるのは松山ケンイチ。
2人共演技は上手なのですが、原作好きの自分からすると微妙なんですよね…。

まず、玄野のイメージは二宮和也では無い気がするんですよね…。
でも、二宮は悪くないんですよ。一般人の雰囲気もよく出てたと思います。

次に加藤。加藤は原作で一番好きなキャラ!
見た目は松山ケンイチでも問題無いです。ですが、映画の加藤は弱い、ビビり過ぎ…。ビビって震えすぎでしたよ…。加藤好きとしては少しショックでした。

加藤は多少ビビっても諦めずに戦うんです!
そして、玄野並みに強いんです!原作では田中星人を一番最初に倒すのは加藤だし、おこりんぼう星人の千手観音を倒したのも加藤なんです。

でも、ピンチの西を迷わず助けるシーンを再現していたのは良かったです。

夏菜の岸本は良かったと思いますし、本郷奏多の西はハマり役でした。


今作の良かった点はスーツと武器の再現度が高い所!
Xガン、Xショットガン、Yガン、ガンツソードとどれもカッコ良かった。
ガンツソードの初披露シーンが好きです。
そして、特に良かったのがガンツスーツ!まさに原作通りのガンツスーツ。
筋肉増強シーンもあり良かったです。


アクションシーンも邦画としてはなかなか良かったと思いますし、ミッションの内容もほとんど原作通りで良かったです。

田中星人のシーンで玄野の持つXガンがなかなか転送されない所は面白いアイディアでした。

強敵の千手観音は原作には劣るもののなかなかの絶望感。
ただ死にそうなキャラがいると空気を読み、手を出さないで下がっていましたが(笑)


ラストの二宮の「行こう」の演出はちょっと違和感あり過ぎだったような…。二宮の両隣の2人も前見たまま動かないし。


微妙な点もありますが、この映画が公開されたおかげでGANTZと言う漫画に出会えたので嫌いにはなれない作品です。
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