赤ちゃんパンダ

月曜日のユカの赤ちゃんパンダのレビュー・感想・評価

月曜日のユカ(1964年製作の映画)
-
タイトルだけ知ってた作品。
月曜日ってそういう意味だったのか〜と思った!

当時21歳の加賀まりこ様の奇跡的なかわいさ、映像と音楽の洒落っ気だけでも観る価値あり。
加賀まりこはコケティッシュという言葉がぴったりだな〜!

最初の盛り場みたいなところで、オジサマたちと女の子がユカの噂をしているところの台詞がとっても素敵。


今観ると元祖パパ活映画?
その道徳的善悪は置いてといて、“パパ活”というのならパパ側もムスメ側も、このくらいの感じでいてほしい。
アパート借りるのなんて当然で、仕事のコネがあったりえらい人を紹介してくれるのはもちろん、生活費全般からお小遣い、必要なら学費も、プレゼントまで言わずもがな与えてほしいし、女の子も、やいのやいのと1時間ならいくら、2時間ならいくら、食事なら、“大人”ならいくら…と言わずに、じぶんのすべてを差し出すかのようにいてほしい。
心配で帰ってくるまで待っていたら朝になっても、やれヤらせろと体を求めずに、ベッドに寝かせてふとんをかけてほしいよね。だってパパとムスメなんだから!

“ホテルなんて汚いところでお金払ってスルなんてイヤよ。赤灯台のほうがよっぽど清潔だわ。赤灯台の下でするのはアンタだけよ。”

私はこの映画、そんなに現在の価値観から観て時代錯誤的な映画ではないと思ったし、べつに制作スタッフたちが「女の喜びは男を歓ばせること」だと思って撮っているわけではないと思うんだけど、その感じをうまく言えないな。


やっぱり昔の日本映画がいちばん好き。日活か東映の。ひまをつぶすためだけに惰性で二本立てで観たい。
赤ちゃんパンダ

赤ちゃんパンダ