まつこ

月曜日のユカのまつこのレビュー・感想・評価

月曜日のユカ(1964年製作の映画)
4.5
男を喜ばすことがアタシの幸せと信じている女のちょっぴり苦い物語。

噂に違わぬ美しさ!
加賀まりこ氏をマリコ様と呼びたくなるくらい可愛すぎた!60'sのファッションやヘアメイクがどれもまた可愛いくて、重めの前髪とつけまつげを装備したくなる。あの確信犯なアヒル口も最高!

ユカちゃんの懺悔シーンが一番好き。どのシーンも素敵だし、とにかく「身体はいいけどちゅーはイヤなの。心まで汚れちゃうでしょ?モノもお金も求めているものはそんなんじゃなくて。ただ男の人に笑ってほしくて。それがアタシの幸せなのに、どうしてこんなになっちゃうのかしらね。テヘ☆」って笑うユカちゃんが好きだった。

母の呪縛。欠けた父性。遠い記憶の罪と罰。

ちょっとなで肩の母の後ろ姿が妙にズシっときた。

女ってこういうところがあるよな。でも、「曜日限定の愛」に愛なんてない。あるのはお互いの欲だけでしょ?って思ってる。
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