YOU5521

月曜日のユカのYOU5521のレビュー・感想・評価

月曜日のユカ(1964年製作の映画)
3.2
『泥の河』で一発で加賀まりこに魅了された。
でも『麻雀放浪記』の彼女は
大御所感のあるおばさん臭さがあった。
では、と観てみたのがこの作品。

へえ~1964年、こんなオシャレ感のある
セクシーな映画があったんだ、というのが
第一感想。
全編が加賀まりこのオマージュ。
魔性の女、峰不二子みたい。
横浜の街がヌーベルバーグのパリみたいで
素敵だ

加賀まりこはちょっとめくれた上唇と
大きな目がチャーミング。
昔の女優さんでは、
加賀まりこと岸恵子、
僕にとってはこの二人がベスト2だな。
美しい
---------
ホームや旅行会社とか
構図がきれい。
〈私は悪人でしょうか〉と独白するろとことか
警察での尋問とか
前衛的でもある

昔の横浜の街や元町の様子が
わかって興味深い。
建物は低いから空が広く見える。
舗装されていない道、
車も少ない。
この頃は人間味があったんだろうなあって思う
---------------
でも恋人が死ぬあたりから
展開が安易でちょっと残念。
あとで思い出したけど
パパって『釣りバカ日誌』のハマちゃんの専務だよね?
いい感じなんだけどなあ、港であれかあ…
もうちょっとだな。
人が死ぬのは安易だ
---------------
「母親がオンリー」の「オンリー」とは?
…ああ特定の外国人とだけ公証をもつ売春婦のこと、か
-----------------
好きだった、
尽くしていたパパが
裏切るようなことしたからなの?
そういうこと?
YOU5521

YOU5521