ゆき

月曜日のユカのゆきのレビュー・感想・評価

月曜日のユカ(1964年製作の映画)
3.7
愛するっていうのは、尽くすことだよ。

ヨコハマの上流ナイトクラブ。そこで人気の少女にはパパがいる。ボーイフレンドもいる。平気で男と寝るがキスだけはさせないという。

日曜日は家族の日、ならば月曜日を私に。
ただ単純に相手を喜ばせる為だけに生きるのは虚しさに苛まれるときが来るよなぁ、と不意に考えさせられた。
「尽くす」という行為はいつの時代も変わらないのかもしれない。

「これから」の話に胸躍らせる表情がとびきりに可愛い。
なにの振り返ることなく無関心に歩き出す彼女からは狂気すら感じた。
表情のくり抜き方がとても面白い一作。
純粋に加賀まりこが愛らしすぎて見惚れた。
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