白波

美女と野獣の白波のレビュー・感想・評価

美女と野獣(1946年製作の映画)
4.0
プライム・ビデオ鑑賞
1948年のジャン・コクトー版、初めての鑑賞です。
そのオープニングから、楽曲も手伝って実に気が利いている。
何というか、おしゃれなつくりです。
冒頭のコクトーからのメッセージ「皆さんもちょっぴり子どもに帰ってみませんか」が可愛らしい。
野獣のメイクが中々に質が高い。
そしてこの野獣、顔こそ野獣ですが身体が実にスマートなんですね。
それと家財になってしまった従者がシュール。
でも、日本の昔話にもいえる事だけど、自分の命と引き換えに娘を連れて行かせるっていうのが現代ではちょっと理解しがたい。
そして思いの外ベルがキッツい。ズバズバ切り込んできます。
物語の締めくくりもコクトーらしく、とても楽しめました。
白波

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