フリーアズアバード

籠の中の乙女のフリーアズアバードのレビュー・感想・評価

籠の中の乙女(2009年製作の映画)
3.8
ランティモスは僕の中でハネケ、ラースに続く"ヘンタイ又はキ○ガイ監督"ですね。本作と次作「ロブスター」に共通しているのは、特別な規律と共に閉塞された環境で人間の本能が試される様を見せ付けられる映画…といった所でしょうか?最後まで明かされない"なぜこんな生活を?"の答えはきっと亡くなったのであろう長男の存在にあったのか?とか、ハッピーなのかアンハッピーなのか示さないラストとか 観終わっても決してスッキリしない…のが最高です。そして長女の"目覚め"の引き金となるのが3本の映画って所が憎いです。