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籠の中の乙女のJINのレビュー・感想・評価

籠の中の乙女(2009年製作の映画)
4.2
ヨルゴス・ランティモス監督作品は『聖なる鹿殺し』→『ロブスター』→『女王陛下のお気に入り』の順に観てきたけど、気になってたこの作品も予想通りおもいっきりシュールな作品だった。
一体これは何を見せられてるのだろう?と頭の中は「?」だらけ。
一切説明がない。
そして『籠の中の乙女』って言っても娘二人だけでなく息子もいるし。
早い話がある家族が独自のルールで世間から隔絶しながら子供を育てていて、普通に見ればやってることは洗脳なのでかなりホラー。
こんな歪んだ家族愛が許されるだろうか?
それを淡々とやってるからシュールやし、どこか滑稽でもある。

おいっ!こらっ!ここで終わるんかいっ!!ってなったけど、また観たくなる様なとてもクセになる作品だったのは間違いない。
家族を守るということを明後日の方向でやっちゃった親と子供のまだその先も観たかった。
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