ダオ

光の旅人 K-PAXのダオのレビュー・感想・評価

光の旅人 K-PAX(2001年製作の映画)
4.0
2001年にアメリカでつくられたイアン・ソフトリー監督作品。自分を異星人だと主張する謎の男プロートは詳細に故郷の星を語りまた精神病院の患者たちの閉ざされた心を開いていくにしたがい彼の主治医である精神科医は深く思い悩むことに……。

なんでしょうこれは。晩節を汚してしまいましたが、ケヴィン・スペイシーにしかなしえないお芝居のように見ました。だからなぁ、あのお芝居の『感じ』はあの『性状』ゆえにとも思えちゃう。そういう目で見ちゃダメかね? でも見ちゃうわ残念ながら。

それを(どれよ?)『良』とする世界にしようじゃないかという宣言をしたのが今回のオリンピックの開会式なんていう人もいる。またそう言われると見えなくもないから困る。まぁどっちにしろ無茶苦茶なんだわ。

この映画も宇宙人がいてもいいじゃないってお話だし。もっといえばこの世界は宇宙人にでもお任せしないと無理だわっていうメッセージに見える。それって三島由紀夫の『美しい星』にも通じる。が、ね。あんまりそこ突っ込むとマズいことになりそうなんでやめとこ。

さ、スケボー見よ。
ダオ

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