Ricola

踊らん哉のRicolaのレビュー・感想・評価

踊らん哉(1937年製作の映画)
3.9
今回のアステアはバレエダンサー。

やっぱりアステアのタップダンスは観ているだけで元気が出る!

特に船を動かす労働者たちが歌う「ズーム」のシーンが最高。
リズムに合わせて仕事をする様がかわいいし楽しい。

船のモーター音でさえ、アステアならタップダンスで合わせられる。
それが音遊びのようで楽しい。

ロシア人のフリをしてロシア語訛りであろう英語を話すアステア、お茶目でかわいい。

スケートとタップダンスの融合も素晴らしい…。
毎度見事な技術と工夫だが、これはその中でも特に面白い。

いつものダンスだけでなく、バレエの要素もあり、船旅の場面もあって全体的に華やかだった。

ストーリーの展開はアステア×ロジャース作品によくあるものなので、そこは安心できる。

だけど独特なダンスや凝った演出が毎回様々。
今回もやはり気楽に観れて楽しさしかない作品だった。
Ricola

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