月面着陸４０周年にあたる2007年に製作された本作は、1967年からの５年間に15回にも及んだ、米国のアポロ計画を振り返ったドキュメンタリーで･･･見所はあのNASAが蔵出しした秘蔵映像の数々に、宇宙飛行士10人の当時を振り返るインタビューで綴られます。
で、ドキュメンタリーとしてはシンプルで、特別な仕掛けは無いのですが、やはり解禁された貴重な映像群はたまらなく、それだけでも一見の価値はあるかと。
ただし、インタビューで一番印象的だったのは、アポロ計画の顔とも言えるアームストロングが出て来ない点で･･･ある意味、さらに孤高な存在として印象の残りそうですが。
にしても、興味深いのは当時は世界各地で、米国というよりは人類の偉業として語られていて、世界が一つになった瞬間だったんだなぁとしみじみ。
でも、ラストは無理に説教じみた締めとなり、個人的にはちょっとがっかり。
そう、『スペース･カウボーイ』に『アポロ１３』等、また見たくなりましたよ。
そして、頭の中では、ポリスの♪Walking On The Moon が勝手に鳴り響いてます(笑)
