はま

墨攻のはまのレビュー・感想・評価

墨攻(2006年製作の映画)
3.4
カンフー映画でもないし、アンディ・ラウとファン・ビンビンぐらいしか知ってる人いない…
と思って観始めたら、知ってる人がワンサカ出てた(笑)←香港俳優あるある

歴史モノっぽいあらすじだけザッと読んだので「ちょっと難しそうだなぁ」と思ってましたが、案外そんなこともなく楽しかったです。

最初にナレーションで、国の状況とか「墨者」についての説明があるんですけど、正直そこは全く頭に入らなかった←
なので最初は全然理解してないところもあったけど、観ていたら分かる内容だったので、とても丁寧に作られているんだなぁと思いました。

ザックリ言うなら、革離(アンディ・ラウ)がたった1人の助っ人として、大軍からお城を守る話。
だけど、その中に「生きることの大切さ」とか信念が詰まってて、説教くさくないのに教えを説いているような内容でした。

でも別に、そういう難しいところを考えなくても、バリバリの軍師力を発揮する革離の華麗な采配で展開していく籠城戦の様子だけでも中々見応えがあります。
早く攻めたい趙軍と、守り抜けば勝ちの梁城… こんな単純な勢力図だけでも頭に入っていれば大丈夫なのでは。

様々な仕掛けを駆使して戦う面白さ、そして信頼と野心と裏切りと…
混沌の世、一体どうなるのかハラハラしながらの鑑賞で……

だったんですけど…
ファン・ビンビンの役がその邪魔をする←
「女が戦場に出るな!」っていうのを今の世で言うのはナンセンスだけど(でも華奢すぎるよ)、そのうえ個人的感情で革離に付いて回るのはいかがなものかと……

ストーリー上で必要なのはわかるけど、好きになれなかったなぁ。
それを差し引いてのこのスコアです。

今作のアンディ・ラウはかっこいいぞー!
いつの時代も顔が変わらなさすぎて相変わらず年齢不詳です。
はま

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