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ボーイズ’ン・ザ・フッドのkazu1961のレビュー・感想・評価

ボーイズ’ン・ザ・フッド(1991年製作の映画)
4.4
🔸Film Diary————————————————-
▪️本年鑑賞数 :2021-500 再鑑賞
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本523/1001

🖋黒人問題を扱ったアメリカの作品の中でもとても大好きな作品。映画デビューのアイス・キューブの存在感が光っています。最近もとみに多い、黒人問題を扱った作品の多くが、白人との対立を描いた作品なのに対して、本作は当時23歳のジョン・シングルトン監督が黒人社会内部をあからさまに描き出した作品であるところが、異質な作品です。

🖋そして並行して、LAのサウスセントラルで一緒に育った三人の少年の青春と、その悲劇を等身大に描いているのがとても素晴らしいです。監督自ら「黒人から奪われた尊厳を取り戻すためにこの映画を作った」というのも頷けます。アメリカ黒人青年たちが抱える問題をつぶさに描くことによって、観るものを見事に感情移入させてしまいます。

🖋そんな黒人社会、アフロ・アメリカンの男たちは、子育てに絶対的な責任があるそうです。黒人の少年が大人へと成長する過程を、そして男の本当の生き方とはどういうことなのかを見事に描いています。友情や苦悩、愛や夢、家族の絆や人間的成長を細やかに描いた、青春ドラマ&社会派ドラマの秀作です。

😢物語は。。。(参考:Yahoo 映画より)
LAのサウスセントラル。離婚家庭ではあるが、暴力否定のしっかりした考えを持つ父に育てられたトレは優等生。その親友リッキーはフットボールの名選手で高校生でありながらすでに妻子持ち。その兄ドウボーイは悪の道に片足つっこんだ、いわゆる“ストリート・ギャング”。彼らは不良グループ目をつけられており、ある日、いざこざからリッキーが射殺され、怒り狂うドウボーイに引きずられる形でトレもその報復に出向くのだが……。

🔸Database————————————————-
🎥邦題 :『ボーイズ'ン・ザ・フッド』
原題(英題):『Boyz'n the Hood』
🎥製作国 :アメリカ
🎥初公開 :1991
日本公開 :1992/02/08
🎥上映時間 :112分
🎥受賞 :※※※
🎥監督(製作):ジョン・シングルト
脚本 :ジョン・シングルト
原作 :※※※
撮影 :チャールズ・スミス
音楽 :スタンリー・クラーク
出演(声優):キューバ・グッディング・Jr、モリス・チェストナット、アイス・キューブ、ラリー・フィッシュバーン

🔸Overview (映画. comより)———————
異なる人生を歩み始める3人の黒人青年を中心にロスの犯罪多発地帯サウス・セントラルの実態を描く問題作。映画公開中に発砲事件が発生し話題を呼んだ本作は、衝撃的な黒人社会の現実が率直に描かれている。監督・脚本はUSC大学映画学科出身の23歳の新鋭ジョン・シングルトン、製作は「ミザリー」のスティーヴ・ニコレイデス、撮影はチャールズ・ミルズ、音楽はグラミー賞受賞のベーシスト、スタンリー・クラークが担当。第4回東京国際映画祭特別招待作品。
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