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ボーイズ’ン・ザ・フッドのruhiのレビュー・感想・評価

ボーイズ’ン・ザ・フッド(1991年製作の映画)
4.4
この虚しさはどこにぶつけていいのか。
自分自身ブラックカルチャーだったりブラックミュージックを好んでいる故に分かるが、ホントに今も尚アメリカの各地ではこんな因果関係が続いてる。「映画だから(笑)」とかそんな話じゃない。

ダウボーイの「TVでは弟の事件が流れない」このセリフだけで黒人が死ぬことって当たり前って思われてる。そんな訳ないのに。人種なんて知らねぇ1つの命だぞ。
トレが警官に銃を突き付けられた時の涙は自分が黒人に産まれてきたことへの涙な気がしてホントに悲しい。

監督は黒人でLA育ち。育ってきた環境の現実を映像にしてガンバイオレンスの醜さを伝えたかったんだろう。エンドクレジットでの「平和を広げよう」のメッセージはきっと心の底からの思い。どうやら既に亡くなってしまってるみたいだが、心から尊敬する。
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