yukihiro084

ミッドナイト・イン・パリのyukihiro084のレビュー・感想・評価

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)
4.8
ルソーを描いた(楽園のカンヴァス)
ドガ、マティス、セザンヌ、モネを描いた
(ジヴェルニーの食卓)
ピカソを描いた(暗幕のゲルニカ)
そして(問題児)ゴッホを描いた
(たゆたえども沈まず)。
原田マハさんの美術シリーズは
店頭に並ぶと必ず買って読んでいる。
子供をほっといてモネの庭を
今すぐにでも、観に行きたい。

だから19世紀のパリを想像するのは得意だ。
想像の中、パリを散策するのも得意だ。
僕なら、1860年頃のパリに行きたい。
まだ印象派の画家たちが、
まだ何者でもなかった夜明け前の時代に。
(印象・日の出)を最初に発見したい。
でも1960年だとゴッホがタンギー爺さんを
描くとこを目撃するのに30年待たないと
いけない。ええい、考えがまとまらない。

(ミッドナイト・イン・パリ)
映画館で鑑賞。

ひとりの売れっ子脚本家が、
パリの夜で夜な夜な不思議な体験をする。
ウッディ・アレン監督作。
アカデミー脚本賞受賞。
みんな大好きレイチェル・マクアダムスと
いっつも綺麗マリオン・コティヤール、
そして、レア・セドゥまで出てるよ。

失われた世代・ロストジェネレーションを
舞台にしている。

居酒屋に行くと、僕よりちょっと上の
世代のおじさまたちが、あの時代は
よかったな話をする。
ギリギリバブルの恩恵を受けていない
アフターバブル世代としては、
いつも、またかと思うが、
その世代の人はその世代の人で、
(その記憶を持って生きてく)って
つらいだろうなぁ、とも思う。

何でしょう。半分憧れも入っている
んですけど、大好きな作品です。
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