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ミッドナイト・イン・パリのレクのネタバレレビュー・内容・結末

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

冒頭から美しい街並みを魅せる。
パリに恋する小説家が、真夜中の鐘の音で黄金時代へタイムスリップ。
芸術の街のお洒落なバーで酒を交わす芸術家たち。
何とも心地良く、まるで魔法にかけられたかのような不思議な世界へと誘ってくれる。

現在に満足が行かず過去にカリスマを求める一方で、幾ら過去に戻れた所でそこに滞在すると現在になってしまうことに気付く。
いつの時代を生きようと、今に満足いかなければ過去が良かったと羨望するもの。
人生とは少し満足のいかない所があるものだ。
だからこそ今を大切にし、ロマンを求める。

終始シャレオツな雰囲気で恋と芸術が入り乱れるお伽話のような世界観は人によって合う合わないが顕著に出そう。
おフランス好きには堪らない作品だ。

ちなみに、作中でギルがルイス・ブニュエルに「いいアイデアがある」と持ちかけた映画の元ネタ「皆殺しの天使」。
不条理の傑作と謳われる作品です。

登場する偉人

コール・ポーター
F・スコット・フィッツジェラルド
ゼルダ・フィッツジェラルド
E・M・ヘミングウェイ
ジョセフィン・ベーカー
ガートルード・スタイン
P・ピカソ
ジューナ・バーンズ
S・ダリ
マン・レイ
ルイス・ブニュエル
T・S・エリオット
アンリ・マティス
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