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ミッドナイト・イン・パリのtottsunのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)
3.8
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「ミッドナイト・イン・パリ」
以前見たことありますがレビュー書くため再鑑賞しました。
ギルは婚約者と共に、彼女の両親の出張に便乗してパリを訪れる。彼はハリウッドで売れっ子脚本家として成功していたが、作家への夢も捨て切れずにいた。ロマンチストのギルは、あこがれの作家ヘミングウェイや画家のピカソらが暮らした1920年代の黄金期のパリに郷愁を抱いており…
前見た時も思ったけどどうしても婚約者のイネズにイライラしちゃうんですよね…確かにギルの言動もまずい時もありますが、結婚してる身としては「よくそんなんで婚約したな…」と思ってしまう。
お互いの共通点とか好みとかが描かれてないから常に彼女が怒ってるイメージ。しかもギルの前で友人の旦那をべた褒めできるな。とも思ってしまう。
前見た時はイネズがレイチェル・マクアダムスって知らなかったけどね…笑
夜中の12時に鐘が鳴ると起こる奇妙な体験はワクワクして好きでした。
流石に名前は知ってる人たちのオンパレードです。
でも面白いのがギルは20年代こそが黄金期と思ってるけど、そこで出会ったアドリアナはベル・エポックに憧れ、そこで暮らす人々はルネサンス期こそが黄金期だと言う始末。みんな過去にノスタルジーを感じて生きているんですね。
アドリアナ役のマリオン・コティヤールはさすがです。割と好きな女優さんですが彼女の雰囲気がたまりません。
ウディアレン作品としては普段の複雑に入り乱れた人間関係の作品よりちょっとまた別の雰囲気の作品です。
私的には☆☆☆.8かな。
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