憧れた街で暮らし始めた自分にとってはとても共感できることばかりの映画でした。劇中での「"現在"って不満なものなんだ それが人生だから」というギルの台詞がとても印象的で、日が経つにつれて当初のわくわくが薄れてきている実感は、かつて自分が抱いていた憧れが過去の記憶や歴史に対してであり、住み始めてしまうとそれらが現在のものとなってしまうからだと感じました。
憧れの街で起こる不思議な出来事という設定が歴史や文化あふれるパリらしくてロマンチックでとても良かった。日本の京都にも通ずるものがありますね。
また、一緒に生きていくのなら同じ街を好きになってくれる人がいいと心から思えた。個人的にはハッピーエンド。