しめじろー

ミッドナイト・イン・パリのしめじろーのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)
3.8
冒頭からたっぷりと描かれる、パリの街並みの美しさ。全体的に暖色系のおしゃれな色使いも手伝って、映画のどこを切り取ってもポストカードにできそうです。パリはいいなあ。日本はやっぱゴミゴミしてていけない。街が広告だらけで情報量が多いよね。その点パリは洗練されてて素敵だなあ。パリに住みてえなあ。っていう映画のメッセージとは真逆のことを思ってしまうのでした。
でもこの受け止め方で合っている気がする。パリ最高!芸術最高!パリで過去の芸術家と邂逅できたら最高じゃね?ここがおれの天国だぜ!っていう映画だと思います。

芸術家がたくさん登場する本作。名前や作品は知っていても、その作家の人となりやエピソードには疎いため、"芸術家ジョーク"はピンとこないものも多かったです。分かる人にはとことんはまるんだろうな。でもこの雰囲気だけで十分魅力的でおもしろいし、満足度の高い映画でした。着地もおしゃれで良い。

fuluの配信期限が迫っていたので、残業終わりの深夜1時から、お酒飲みながら観ました。いや最高でしたね。