細かい事はさておき、この映画、一瞬にして惹き込まれ気がついたらエンドロール…そのくらい面白かったです。できれば多くを語らず胸の奥にしまっておきたいようなそんな夢み心地。そして、あとに残る不思議な多幸感…
古き良き時代の音楽と共に、古き良き時代のパリへと時間旅行が楽しめる作品。
自分はもともと芸術やパリについては人並み程度の知識と興味でしたけど、それでも全然大丈夫でした^ ^
売れっ子脚本家のジルの本当の夢は小説家。そんな彼が過去にタイムスリップして芸術家の偉人達と触れ合うというお話。夢の世界を描いたファンタジー映画であるものの、完成度も高く脚本もしっかりしていて、これから何度観ても飽きがこなさそうな気がする作品です。
夢ばかりみて現実を疎かにするのは良くないけれど、現実を生き抜くためにもやはり、夢を見ることは大切である。ってことですね。
幸せを予感させるラストシーンとヘミング・ウェイの言葉の深さよ…ねぇ。